91thDENCUP~beginner

昨日は91回目のDENCUPでした。

今回も私は主催者ながら3月で俺から卒業する3年生キャプテンのムラと9年間グランデで育ったサッカー小僧のナツ。そして新キャプテンの2年生アヤトとナツの10番を引き継ぐサッカー小僧のタクヤの5人で楽しんだ。
(本当は3年生達全員と楽しみたかったけど・・これから受験の3年生もいるしな)

大会の方は決勝まで進みましたが1-2でやられて惜しくも準優勝でした。
決勝、準決勝はGKでしたがそれ以外のゲームでは全て得点を決める事が今回もできた事は良かったです。
※ムラ、あの2点目は相手のシュート素晴らしかったけどあと30センチ寄せていればブラインドにならず俺も反応できたしおそらくムラの身体にボールは当たっていたよ。
相手が狙っている・・・その一瞬の「匂いを感じる本能」を磨いていこう。

今回感じた事。
それは3年生2人と2年生2人には「1年間分の汗の差」がやはりあるんだと実感したことかな

これは技術ではなく3年生2人が特にここ1年間真剣に過ごした・・・月日・・・叩かれて叩かれて・・・鍛えられて・・・でてきた味みたいなコクの差なのだろうな。
年輪みたいなものともいえる。汗の塊・・塩の量ともいえる。
この差をアヤトとタクヤにも1年後のDENCUPで同じように後輩達との汗の塊の量の差を見せつけて欲しいものだ。

1年前のムラは残念ながら今のアヤトよりも使えなかったし、2年前なんか6年のカズキと交代で使われていたしな・・・笑。
だからといってアヤトカズキが1年後にムラの上を行くかは本人次第。
それを思うと、この3年間の人間としての成長は俺の予想通りだし、よく俺の厳しい要求にも正面から受け止めてついてきたと今思えば感じるところは少しだけある。
俺としても頼もしく感じている。まぁー。まだまだだけどな。
ナツにしても特に昨年9月以降の成長は目の見張るものもある。
高校で今の10倍謙虚に汗をかければ夢を手に入れられる気がする。
それにしてもお前がボールペン持って本部で働く姿を観たのは初めてだよ。笑。
ナツやればできるじゃねーか。学校でもたまには鉛筆持てよな。

 

DENCUPは社会人の方々や大学生、高校生等様々な方に参加いただいている大会ですが、他のフットサル大会と違うのは大会参加者のご両親と同世代又は年上の主催者オヤジが普通に優勝狙いに行っている・・・ありえへん大会である事。

主催者オヤジも大会参加者の皆さんを仲間であるとフレンドリーに思っているから。

応援の奥様もお子さんもそして彼女さんも・・・全員が笑顔で、そして相手の方やチームの方にも思いやりを持って、この1日の時間を共に楽しむということです。
そして明日からの仕事、学校へ~心豊かな気分で出かけよう!

主催者の私は常にそう考えて大会を開催しています。

だから、大会写真を家族のアルバムのように大切に沢山公開させています。
だから、ホームページの画像も「みなさんが早く観たいのだろうな」・・・。
そう思うから徹夜でも編集作業を終わらせるモチベーションになるのです。

次回もみなさん!一緒に楽しみましょう。

482534_541727712527879_1123633501_n

サッカーの力で日本を元気に!」

VW・・・

この三連休は

高校受験をしている娘に関連した

「大発見」の思考法を読んだ。

 

iPS細胞の山中伸弥さんと素粒子の益川敏英さんの2人の対談本である。

以下『「大発見」の思考法』 文春新書(山中伸弥・著 益川敏英・著)より抜粋

————————————————————————————————————

無駄が僕たちを作った。

二人とも自営業の家で、ほったらかしで育った事。

小学生の頃の成績は優秀ではなく、友達と遊んでばかりいたこと。

宿題もやらず通信簿に1以外全てが並んでいたこと。

高校時代ラグビーに明け暮れ骨折を10回以上したことがキッカケで整形外科医を志すことになったこと・・・・。

 

計算が速くできることが大切ではないこと。

一見無駄なものに豊かな芽が隠されていること。

考えるとは感動すること。

「うわっ!スゴイ」とビックリできる感受性ある人間が伸びる。

 

ここまで来た原動力は何ですかの問に対して

「それは憧れである」と語っていたこと。

本や論文で読んだ科学界の偉人に憧れがあった。
そして、自分もその方に近づきたい、自分の知らない世界を知りたい。その先を知りたい。そんな感受性を刺激されることによって人は成長し近づいていくものではないか・・・・。

 

僕は一睡もせずに三日間不休不眠で考え続けた事が二度ありました。

 

成績があまりよくなくてそんなに優秀そうでなくとも「絶対にこの研究をやりたい、続けて行くんだ」という意志の強さや人柄の良い学生が研究室では採用される事も多い。

「勉強ができる」のと「研究者」に向いているのは全く違うんですよ。

 

伸びる学生は自分でテーマを見つけて温めていたり、自分で問題に切り込む力があったりですね。

一方頭が良くて目端がきくだけの学生は流行の問題もいち早く理解してチャカチャカと論文を書いてくる。

頭が良いからやっている研究が難しくなるとすぐそのことに気づくわけ、だから簡単に軌道修正してできそうな研究に進んでいく。

器用だから准教授あたりまでは若くしてスイスイ行っちゃう。

だけどそのあたりから突然ダメになる。

結局、器用貧乏でしかないんです・・・・。

 

 

VW・・・Vision&(Hard)Work

つまり「明確なビジョンを持ってそれに向かって一生懸命努力すること」それが研究者としての成功する条件です。

日本人は勤勉ですから努力は得意なんですが、明確なビジョンを見失いがちなんです。

夜遅くまで論文とか書いたりして「自分は凄く頑張っている」と思い込み満足してしまう。

ふと気づくと何のために努力しているかわからない方が多いんです。

ビジョンがなければ無駄な努力に終わってしまう・・・。

 

————————————————————————————————————

そんな内容でした。

 

そんなわけでこの三連休は選手達にも、「ただ走り回ってヘトヘトに汗かいたから俺は頑張ったのレベルから自分のやりたいこと、挑戦したいことを今日は出し切れたかどうかを大切にしよう」と問いかけました。

ただしな自分のやりたいことが見つからない選手はやはりヘトヘトに走り回ることからやることが大切だと思うよ。
人生においてもな。

「創造力なき日本」で村上隆さんが「社会は理不尽に満ちている・・・そういった十字架を背負いそれを作品に反映させていくのが芸術家である・・・」と語っているようにやはり理不尽であっても監督を信じる。

この頃TV等で教育評論家の方々がスポーツの理不尽さは許せないなんて語っているけど。
この人達は自分が子供の頃に本当に信頼した先生に出会った事があるのだろうか。

自分のお母さんを想像してみればわかる。
毎日が理不尽の塊だろうに・・・(全国のお母様スイマセン)。
それでも一番心許せて一番好きなのはカアチャンだろう。笑

ヤスさんが以前言っていたように、サッカーは理不尽である。
ゆえに監督が走れと言えば走ればいい。踊れと言えば踊ればよい。

そしてサッカーはやはり芸術だな。

真っ白なキャンバスに自由に好きな絵を描くことが大切だと思うよ。オレはね。
33

Go Escape Monkey??

「今年もよろしくお願いいたします」と色々な方とご挨拶していたと思ったら
2013年も2月だ。
しかも週末から3連休。過ぎれば2月も半ば。

2月は逃げるなんて言われている。

1月は行く、3月は去るとも言われている。

1,2,3月は年度替わりの準備も多いからいつのまにか4月になるからなんだろう。
だからこそ、2月を逃がしてはならない。

この「行く、逃げる、去る」の3ヶ月間は中学3年生や高校3年生達のサッカー選手達で考えるとサッカーにどれだけ没頭できている選手がいるであろうか。

多くの選手達が自主練と言いながらも緩く過ごしていると感じる。
既に単願で高校が決定している選手においても4月から厳しい練習始まったら遊べないから「今だけ」遊んでおこうなんてアホな勘違い野郎も沢山いるのであろう。
そんな野郎の高校サッカー部でのBチーム生活は容易に想像がつく。

この時期は大きな大会も少なく、指導者や保護者達も同様かもしれない。

だからこそ、差が出る時期だと自覚している選手は強い。

八ヶ岳はこの「行く、逃げる、去る」の時期は外で練習ができない。
スパイクは履けないし、ボールも強く蹴れない。

それでも、私はこの環境に不満はない。
「行く、逃げる、去る」の時期は室内でやれる事を徹底的にやれば良いだけだ。
選手達もそれを自覚しているならばその成果は間違いなく出るであろう。

国、地域同様に素晴らしい子供達がいる限り環境は少しづつでも向上していくものだからな。
付け加えるのであればジュニア、ジュニアユースの指導者は教育者としての資質が必要だと思う。

怖いのは、人工芝のグランドが素晴らしいとか、あの人は元Jリーガーだ。
という発想である。(ヤスさんを筆頭に素晴らしい元Jリーガーの友人達よ!気分悪くしないでよね!)
本当に美味しいお米を作っている方しかり、毎日一生懸命働いているお父さん、お母さんを考えれば何が子供達にとって一番重要か明白である。

さて、そろそろ今日も来月3月17日で寂しいけど卒業していく「サル」達の顔見に出かけてきます。21_01