グランドに喜怒哀楽

昨日は大雨でした。

八ヶ岳U12交流大会は予定どおり遠方からの仲間も含め全てのチームが集結しました。

さすが同志のチーム達です。嬉しいですね。

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少年達はいつも通りボールを追いかけていました。

人工芝グランドの風景が日常の近年、どろんこサッカー風景は自分の子供の頃を思い出す。

やかんに入った塩水とレモンの蜂蜜スライスだけがなぜか許されていた時代でした。

ゲームソックスは野球と同じで土踏まずにひっかけるスタイル。
ゲームパンツはピチピチ。スパッツなんて???ありません。

靴はモンブランのコーチャーでした。それでも2900円は高価でなかなか買ってもらえませんでした。

ヤスダのプーマと全く同じデザイン・イエローライン取替式の433が欲しくてたまりませんでした。クリックスヤスダの前です。
長いベロを折り返してアルミのポイントを付けて履くのに憧れました。

サッカーのテレビ放映はダイヤモンドサッカーだけでした。
ブンデスリーガー等を前半と後半を2週に分けて1ヵ月前のゲームを30分編集して放映していました。
確か日曜日の18:30であったり水曜日の22:00になったりとしていました。

岡野俊一郎さんと金子勝彦さんのコンビは最高でした。

DVDはもちろんビデオなんて無い時代です。

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ここ10年の人工芝グランドの進化には驚いています。

私のチームも人工芝グランドが欲しいとも思っています。

それでも、土のグランドの良さもあるかなと感じています。

春夏秋冬、暑い日、寒い日、雨の日、雪の日

グランドは生きています。常に同じ堅さではないのです。

グランドに喜怒哀楽があるのです。

ゲームが終われば、怪我をしなかったことに感謝してクルーダウンを兼ねながらブラシを引きます。
ブラシを引きながら悔し涙を流す日もあります。

クレーの良さは、人間に優しいということです。

足腰への負担が人工芝に比べて圧倒的に少ないと想像できます。
足で踏ん張っても土がえぐれてくれます。
人工芝では足が負けます。

競技は違いますが、テニスのフレンチオープンや有名テニスクラブは未だにクレー(アンツーカー)が多くあります。

メジャーリーグは多くのチームが一時人工芝にしましたが今は30チーム中28チームが天然芝となっているようです。
日本はその逆のようです。

手入れを入念にする。
手間隙をかける。
時間と労力かける。

それがクレーコートにはあるのです。

人を育てる事と一緒です。

なにもかもが効率化、便利さは、どこかでその分のマイナスがあるとおもいます。
そこを知っているか知らないかが重要ですね。

 

 

選手達だけは人工芝と同様に指導者がしてはいけない。

選手達もピッチを選ばずに逞しくプレーできる人間に成長して欲しいと思う。

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翌日は晴れました。

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みんなで手入れをすれば昨日の表情とは別のグランドです。
保護者のみなさん。朝5時から一人で作業していた光郎コーチ。そしてみんなありがとう。

グランドは生きています。

今日も多くのチームと熱戦です。