人を育てる

昨日に引き続き今日も学祭でジュニアユースの活動はOFFでした。

そんな中、学祭のない選手達がDEN掃除をしてくれました。

一生懸命汗を流してくれました。

彼らの取り組む姿勢を観ていると確実に成長していると感じる事ができました。
(ホッとしたよ。)

ただ単に掃除に来たからではなく、その取り組む姿勢・仕草から感じられる

子どもたちの「人間としての良さ」が少なからず見える事に成長が感じられました。

ヴァンフォーレ八ヶ岳は未だに多くの方からグランデと呼ばれています。

これは私にとってはとても嬉しい事です。

なぜならばグランデ時代、人を育てるクラブ、人間性を育むクラブを創りたい一心で立ち上げました。

ヴァンフォーレ八ヶ岳と名前が変わってもグランデと呼んでいただけているということはクラブ理念が変わっていない証であると勝手に解釈しているからです。(^^)!

中学生時代の3年間なんて長い人生の中では一瞬です。
この一瞬の3年間は大人になるとわかりますがとても重要な一瞬です。

サッカーでいえばシュートが決まるか決まらないかの一瞬と同じ一瞬です。
この一瞬で勝ち負けが決まってしまう事もありますよね。
だからこの一瞬にエネルギーかけないと大損なのです。
後ろでボール回している一瞬ではないのです。

親と子にとっても、その子の可能性にとっても、将来を決定づける礎の一瞬の3年間だと思います。

だからこそ、サッカーが上手くなりたい子ども達をお預かりする3年間であっても、
サッカーの戦術・技術だけを教える発想は私にはありません。
それだけであれば元Jリーガーの若い方に教わるべきでしょう。

サッカーを美味くさせたい私としては、
子どもたちに様々な経験や適度なストレス・プレッシャーの免疫を付ける作業・・・。

手を変え品を変え、子ども達のこころと躰を鍛えていくことが
「人を育て、サッカー人が育つ」と信念を持って28年間指導者を楽しんでいます。
(実は私がこどもたちに育てられています)

秋晴れの空と同様に久しぶりに私の心も晴れ晴れとした日となりました。

37人工芝化計画の序章?私も一緒にボールを蹴りました。
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美味い選手

今日は学祭シーズン&スタッフ不足の為ジュニアゲームのベンチに座った。

何年ぶりだろうか?
おそらく5年以上だな。

もちろんジュニアのゲームも毎年何試合も観に行くがベンチには座らない。
信頼する担当スタッフに任せているから。

その中でゲーム後や毎週のミーティング時担当スタッフに質問したり確認したり私の思ったことは伝えている。

ピッチも8人制だからなのかとても小さく感じられた。
審判もフットサル同様に離れてジャッジしないと選手の邪魔になるしオフサイドもジャッジやりづらいからほとんど動かないし、ボールの移動も距離が短くジュニアユースと比べると全く汗かかない。(オヤジの運動不足解消には向かない(^^)!)

8人制サッカーも悪くないなと素直に感じた。
狭い中での個人スキルアップにはつながりそうだし、トランジション(全員での攻守の切り替え)の意識づけにはなる。

あとは6年生であればこの時期あたりから11人制のフルコート・フルゴールをどうイメージしていくかもトップレベルを目指す少年には大切だと思う。

さて

15年前まではジュニアの監督として子ども達のゲームを見続けてきたのだが、改めて今の子ども達は上手いなと思いました。

その半面、強引な圧力あるイケイケな選手が昔は必ずどこのチームにも一人は存在していたような記憶があるのだが。あまり見当たらなくなった気がする。

もちろんそれだけ少年達も洗練されてきて上手くなってきた証なのだろう。

それでもあえて言うならば、上手い(巧い)だけではだめだ。

旨い(美味い)選手にならないとだめだ。(オヤジのダジャレじゃないよ~)

美味しい食べ物を想像してみよう。

焼き肉?ウナギ?ラーメン?カレーライス?何でもよい。

食べたいと思うとツバも沢山でてくる。なんだかワクワクしてくる。

ゲーム観ていてこの美味しい食べ物の感覚と同じ選手見つけた「ときめき」こそが美味い選手。

いつまでも観ていたい選手。上手い選手ではなくて美味い選手。

旨いは甘いとも書く。

これはどういう事かと言うと、果実が熟して甘美な味になるところからきている。

おいしい果実は甘味があり、美味(うまみ)と表現されていたようだ。

熟すには太陽の光を沢山浴びて、大雨にも耐えて、毎日愛情込めて手入れをされて、
そして秋の訪れと共に収穫される。

子ども達も同様に親や社会の大人達に愛情で見守られながら
様々な経験を積み重ねながら熟成されて行く。

表面的な上手さは熟さない。

内面的に成熟してこそ

近い将来

大きな大きな美味い果実となる。

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つい先日おじゃました20年来の友人の名執さんの葡萄畑。
このシャインマスカット愛情たっぷり美味しいです。

この一粒一粒がおまえらだよ。ひとりたりとも間引きされずに・・・・近い将来俺に全部食わせろよな!!!!

もっと単純に・夢・追いかけな

八ヶ岳は既に秋の匂いとなりました。

8月最後の週末は新潟で締めくくりました。

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そして9月1日昨日、今日と。
グランドではなくDENでたっぷり汗を流しています。

夏に来ていただいた方々の顔を思い出しながら、反省もしながら(もっと何かサポートできなかったか・・大きなお世話になってしまったのでないだろうか・・・と考えながら・・・・)

雑巾がけ、そしてワックス掛けをしています。

夏に後回しにしていた雑務や打ち合わせも溜まっているので、あと3日はかかりそうです.(^^)!

外回りは来週中には終わらせたいところです。

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さて
今年の夏を振り返ると
山梨でインターハイが開催され素晴らしいゲームを沢山観戦できたことはラッキーでした。

他県高校指導者の方々からも沢山学ぶこともできました。

うちの選手達には日々厳しい顔となりました。

できれば毎日笑顔で楽しくやりたい。

その為にはお互いの目指すレベルと熱量が一緒にならないといけないよな。
師弟がともに笑顔で練習するにはここだよな。

昨日は3年生一人一人と面談をしたのだが、
「高校生と沢山試合をして自分のレベルの低さが分かったので普通の高校でサッカーと勉強やります。あそこの高校は指定校沢山あるらしいし大学も行きたいと考えているので」
と答えたAチーム選手がいた。

まじかー・・・・。正直、寂しかった。

またしても俺から笑顔は消えちゃったよ。

そうかと思えば、夢を追いかけているBチーム選手もいた。
もちろん勉強も素晴らしい成績だ。こいつは応援したいな。
きっと立派な大人になるな。

まあー毎年俺は何人もの選手に裏切られ続けられているから。
一人でも一生の師弟関係が築ける選手と巡り会えれば全てはチャラ。いつものことだ。

それにしても今から大学指定校狙いとは・・・世の中狂っている。
有名大学出身で俺よりも頭の回転遅いのはきっとこういう発想の連中なんだろう。

うちのクラブもたいしたことないな。

もっと単純に・夢・追いかけな!

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(単純な人々)

青年よ、大志を抱け。
金のためまたは利己的栄達のためにでもなく、
人呼んで名誉と称する空しきもののためにでもない。
知識に対して、正義に対して、大志を持て。
人としてまさにかくあるべき全てのことを達成せんとするために大志を抱け。

William Smith Clark

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50過ぎのオヤジ。
夢追いかけ続けます。絶対あきらめないよ!