DEN林檎の木

恒例の季節がやってきました。
今年もDEN林檎の木へ行ってきました。
しばらくはアップルパイ焼いたりと、お客様に提供していきます。
10年前、家族5人で行っていた事も思い出します。
ここ数年は妻と二人で出かける数少ない貴重な時間となっています。(^^)!

毎年、最高に晴れます。
今回も天気予報では雨でしたが快晴でした。
お天道様に感謝です。

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林檎農家の太田さんと話しをする時間が実は私たちの一番の楽しみになっています。
太田さんもついに70歳になったそうです。

お孫さんの話やお嫁さんの話し等1時間以上はリンゴ畑で立ち話です。
わざわざ奥様まで軽トラで駆けつけてきてくれました。

「田畑さんいくつになったで~」「まだ50代じゃ~これからだに~」
「孫はいいぞな~なんでも買ってやら~」「嫌われたくねぇからな~」
「そんでもバァババァバでジィジィは人気ねぇーだしー寂しいもんぞなー」
「しっかり育てんのはそりゃ~親の役目だべがゃ」「孫はおらっちにゃ関係ねえから気が楽だでねー」

私も選手達を子供と思わないで接することができたらどんなに気が楽なんだろうと思いました。
きっと髪の毛もこんなに白くはならなかっただろうし。

まあー選手達を子供と思わなくなった時は監督引退の時だと腹は決めています。

リンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を発見したというニュートン。
万有引力の法則とは、「地上において質点(物体)が地球に引き寄せられるだけではなく、この宇宙においてはどこでも全ての質点(物体)は互いに gravitation(=引き寄せる作用、引力、重力)を及ぼしあっている」とする考え方、概念、法則のこと(Wikipediaより抜粋)。

夫と妻の関係、親と息子や娘との関係、選手と指導者の関係、出会う全ての方々との関係においてお互いに引き寄せられお互いに良い影響を及ぼし合う関係でなければならない。
私は常にそう思っています。

毎年ですが太田さんご夫妻の日焼けした年期の入ったシワ。
何も飾らない優しい笑顔。

一緒にいると心が安らぎます。ホッとします。

本当に時間がゆっくりと流れていきます。

車内はリンゴの香が充満です。

さて、
今年のチームは私を笑顔にさせてくれるのであろうか。
そして勝利の女神は微笑むのであろうか。

先週は北の大地の神居古潭、そして信州のリンゴ。

俺のエネルギーは準備万端。あとはお前達次第。

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神居古潭

先日北海道旭川へ私事で行っていました。

夏が終わったら直ぐに行くつもりでしたがなかなか時間が確保できずにいました。
帰宅した翌日から北海道は積雪45センチとのことでしたので本当に運が良かったと思います。

久しぶりに神居古潭も見てきました。

神居古潭。
アイヌ語でカムイ(神)コタン(居住地)「神の住む場所」。
古くよりアイヌの人々の聖地とされた所です。

神居古潭を中心に南北にのびる神居古潭変成岩帶は大昔北海道が形成されたとき北海道の西半分と東半分がここで衝突しつながった事を証明するものとして地質学上世界的に貴重な場所。

12旧国鉄・神居古潭駅跡。
1901年開通1969年に廃駅。もちろん蒸気機関車が走っていた。60年以上前のまま現存している。
101歳まで生きた私の大好きな祖父が当時(旧日本国有鉄道)この路線の駅長をしていました。
もちろん祖父祖母のお墓参りをしてきました。

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神居古潭駅から見下ろす石狩川
流域面積全国2位、長さは3位
石狩川の語源はアイヌ語のイ(それ)・シカラ(回流)・ペツ(川)来ているらしい?

峡谷を形成する緑泥片岩は1億年以上という長い年月をかけて石狩川の流れによって浸食アイヌの人々の伝説に登場する奇岩やおう穴群(天然記念物日本の地質100選認定)を形成。急激に川幅が狭くなるため流れが激しく深く最深部は70メートルにも達する。
かつては行き交う舟がよく転覆し,アイヌの人々は峡谷に住む魔神の仕業と恐れていた。
(旭川市博物館資料より抜粋・加筆)

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コンサドーレ札幌アカデミー・コンサドーレ旭川U15佐藤尽監督と松山育成チーフにお会いする途中の上川郡東川町の夕暮風景。
冬が室内練習となり八ヶ岳に近い環境のチーム状況も参考になればとお時間を作っていただきました。
この日が外でのトレーニングラストの日でした。

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信号待ちでキタキツネ~チロンヌップカムイに出会う。3,4秒でしたがシャッターチャンス逃さず。

昼は2日間とも旭川ラーメンを食べる。

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旭川と言えば、よし乃の味噌と梅光軒の醤油は外せない。
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夜は親類の皆様から手厚いおもてなしもあり少し食べ過ぎました。

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牛舎の奥に見えるのは旭岳を中心とした大雪山系。

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飛行機の出発時刻まで旭川空港近くの就実の丘も少しですが歩きました。

壮大な北海道はやはり良いです。
コンサドーレの佐藤監督との会話の中でもでましたが、
チャンスあれば夏の遠征は北海道に選手達を連れて行きたいと思いました。

飛行機や電車の中での往復10時間は貴重でした。
買い込んだ本4冊と選手達一人一人の事やチームの事等をノートに書き留めたり、自分のサッカー感を再整理する貴重な時間となりました。

スタッフ達へのお土産は「白い恋人」。
選手達へのお土産は神居古潭、神の住む場所、北の神から頂いてきたエネルギーのお裾分けです。(^^)!

イヤイライケレ!!ヤウンクル!!

ベストを尽くす

ベストを尽くす。
とは、
実は試合開始前までを言う。

誰だって試合中は全力だ。

試合中にベストを尽くせない選手はそもそもピッチに立つ資格がない。
それはアスリート(競技者)ではない。
それはレクリエーション(娯楽や余暇)を楽しむプレーヤーの領域だ。

試合開始前までにアスリートがやるべきことは沢山ある。

疲労回復、怪我予防、筋力アップ等の身体コンディションを整えること。
仲間との信頼関係、監督との信頼関係、親とのコミュニケーション、用具の手入れ等メンタルコントロールを整えること。
苦手なプレーの克服、基礎スキルの向上、イメージトレーニング、個人戦術・チーム戦術、対戦相手分析等テクニカル向上に努めることは当然。
まだまだ沢山ある。

試合開始を逆算し、身体と心の温度を少しづつ上げていきながら、試合と同時に最高のパフォーマンスを発揮することに全神経を集中する。

時間が許す限り、できる限り全力を尽くす。
試合中はその全てのエネルギーを出し尽くす事を楽しむ。

運を天に任せることも、勝利の女神が微笑んでくれるかどうかもそれからだ。

ベストを尽くすとはそういうことだ。

負けて泣くことは誰でもできる。落ち込むことも誰でもできる。

そこだけを高校選手権サッカーのロッカールームの感動名場面集の主人公になってしまう若者が多すぎる。

敗戦後、キャプテンの挨拶
「今回負けた悔しさを忘れず足りない所を考えて次は勝てるように頑張って行きましょう」

前回の時と同じセリフだよ。無理だよ。

負けた悔しさが本当にあるヤツは悔しさ忘れずなんて口に出さない。
足りない所は考えるものではない。
負けた瞬間に相手と比べて何が足りないか感覚として理解し次の戦いに向けてやり出せないといつまで経っても足りない所は見えてこない。
次は勝てるように頑張るなんて言っているうちは100年経っても勝てない。

そもそも本当に悔しかったら挨拶なんて、言葉なんて出てこない。
涙でグシャグシャで言葉にならないか将又頭の中真っ白で何も言葉が浮かばない。

ベストを尽くす。

それは自分との戦い。

紙一重の差が大きな差となる。

さあーどうする。

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心の中に虹を描ける人は素敵だ。