Informe de España~Barcelona

今回のスペインへの目的はカンテラ視察でした。
その中でも、世界一?有名なFCバルセロナ。
そのバルセロナのカンテラをしっかり観て来られたことは指導者として大きな収穫でした。

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カンプノウまで徒歩5,6分のホテルに宿泊。オシャレです。
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楽天がバルセロナのメインスポンサーなんて夢にも思わない事が実現していく。
それは歴史をみていけば納得できる。
だからこそ挑戦ができるのです。(^^)!
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カンプノウ敷地内を歩きながら、バルサキャンプを視察し、
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バルセロナについて最初に訪れた場所。
「LA MASIA」
バルセロナカンテラの育成寮だつた所。
現在は新しいカンテラ「ジョアン・ガンペール」内にある。
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浜田さん、いわく、DENを初めて見たとき、LA MASIAだと思ったそうだ。(^^)!
光栄です。(^^)!
正直、バルセロナの歴史・オーラが漂っていて、想像するだけで、身震いしました。
ここがあって、今のバルサがあるんだと!69
夜はバルサスクールのトレーニングを視察させていただきました。
メッシもカンテラ時代に練習したい場所だとバルサのコーチが言っていました。
スクールと言っても誰でも入れるわけではなくて、何度かあるセレクションに合格した子供達です。
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50ESCOLA とは学校という意味です。


スクールの低学年の子供達ですが、正直上手かったです。
カンテラに合格した子供達はどれだけ上手いのって想像してしまいました。
日本だとダンゴサッカーです。(^^)!196
別の日にはエスパニョールと日本バルサキャンプ選抜とのゲームも視察しました。
テクニック・メンタル・フィジカル・・・全てにおいて、差がありすぎました。
観光に来てるのか!って言いたくなりました。(^^)!
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街クラブが普通に100年目って・・・。歴史の差も感じました。
その後、夕食はグランド近くで簡単に済ませる予定でしたが、マクドナルドで買い方がわからずに30分近く店内にて悪戦苦闘という失態を演じてしまいました。(笑)
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浜田さんはエイバルに旅立ち・・・・残り3日間は一人行動でした。
日本兵が敵地に一人残されるってこんな感じなのかな。(笑)
不安を抱きつつも電車で、新しいカンテラ「ジョアン・ガンペール」へ辿り着けました。(笑)
スペイン語ができない私ですが、どうにか片言のスペイン語?でコミュニケーションに挑戦しました。
はじめてのお使いの3歳の子供の気持ちがわかりました。(笑)

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とにかくデカイし、これが育成専用の施設なんて凄すぎる。
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どこまでも続く・・・広さ。
外からカメラもビデオも廻せない。(笑)
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Jリーグのトップチーム施設でもこれだけの設備があるクラブはない。
何度も言いますが、この施設はカンテラ(下部組織)です。266
これが併設されている新しい選手寮の「MASIA」
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こちらは昔の選手寮の「MASIA」もちろん立ち入り禁止で保管されている。
私はやはりこの「MASIA」に価値を感じた。
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ベンハミンのゲーム(7-8歳)

日本でいう小学1-2年生のゲーム。トラップの場所、球際、3人目の動き・・・衝撃でした。
日本の高学年よりもサッカーやっている。
スペインと日本の育成の根本的な差。
色々と考えさせられました。
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アレビン(10-11歳)のゲームもまた面白かった。
保護者達の熱さもまた凄かった。

大量失点しながらも、ついにバルセロナから得点をとったシーン。
バルサから得点したぞ!で喜ぶ保護者のみなさん!
これだけは日本もスペインも変わらない。(^^)!276フベニール(16-17歳)のゲームには報道関係が入っていた。
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正直、日本が本当に世界へ追いつけるのだろうか?、この環境を実際に見た素直な感想です。
バルセロナと同じ施設を日本に作ったら追いつけるという問題ではなくて、歴史、文化の目に見えないものが毎日毎日大きく感じてきたことも真実だ。

スペイン人をただ連れてくれば、日本人の子供達が上手くなるわけではないし、スペイン人もブラジル人も日本人も、良いコーチもいれば、質の低いコーチもいるのは同じ。

だけど、俺たちのスタイルだからと、変なこだわりを持っているだけだと、いつまで経っても、世界との差は開くばかりだし、今の世界を知らなければ、見なければ、次世代は育たない事だけは確信できた。

だからこそ、ジュニア、ジュニアユース、ユースとサッカーの文化が染みこんで、育成の最先端で学び続けている良い人間性を持った指導者が子供達は必要だということの裏付けもとれたことは自分自身、スペインへ来て正解であったと思っている。

ここからが本当のスタートなんだと思います。

先は長いな・・(笑)

 

Informe de España~Qué rico

スペインでの食事はすべて美味しかったです。
ただ、どれもカロリーが高めでした。(^^)!

スペインの滞在中、出されたものは全て完食しました。
よって・・・食べ過ぎました。正直太りました。
おそらく私はこの食生活は納豆と味噌汁も恋しくなりましたが対応できると思いました。

スペインではDesayuno(朝食)は軽めだそうです。
クロワッサンとコーヒーが定番らしいです。
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サンツ駅で朝食。Por favor, dame cruasanes, bollos de chocolate y café con leche.
片言のスペイン語でどうにか買えました。(笑)

カタルーニャ広場前のTXAPELAといピンチョス・バルでAlmuerzo(昼食)。318
358359Qué rico  美味い!
ピンチョスはパンに串で刺してあるつまみらしい。

357カンプノウの近くのタパスで中国から来た方と4人で夕食(cenando)。
タパスとは小皿料理のことらしい。386
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376Estación de Barcelona Sants(サンツ駅)から3時間30分。特急終点のEstacion del Nord(ノルド駅)でAlmuerzo(昼食)。

Nord(ノルド駅)からローカル線で40分。Vela-real 駅に到着。
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上がバルセロナのPaellaパエリア。わりとシンプルなシーフード。
お米はサフランではないのでブラウンです。雑炊に近い感じ。

下はバレンシアのヴィラレアルのパエリア。
黄色サフランとオリーブオイルと豆や野菜や鶏肉等具沢山。
お焦げが美味しかったです。

私が想像していたパエリアはやはりバレンシアのパエリアでした。
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パエリアをご馳走してくれたビジャリアルのコーチが案内してくれた地元の人々で満席だった、バルセロナのカンテラ寮と同じ名前の「LA MASIA」(^^)!
363「LA MASIA」の入り口のタイル画

ヴィラレアルの夜
一人じゃ絶対歩けない。(笑)
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ヴィラレアル。あのビジャリアルの本拠地のバレンシア州カステジョン県にある人口4万人規模の小さな町。
ビジャリアルのコーチが美味しいお店を案内してくれました。

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たこの丸焼き・・・Es súper delicioso!
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基本、どこのお店行っても、デザートとカフェは聞かれた。
日本とは少し違う。
で、テラミス頼んだら、巨大でした。(笑)
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ホテルでのDesayuno(朝食)
一番右がTortilla(トルティーヤ )。
スペイン定番のじゃがいもとたまねぎが入った分厚いオムレツです。

3日後、カステション経由でバルセロナに戻り、浜田さんとAlmuerzo(ランチ)。
「MUSSOL PEDRALBES」ここのお店は美味しくて人気店らしい。
基本お店が開くのは14:00からで、13:55分に行ったけど電気もドアも閉まったままでした。
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167この生ハムはガーリックトースト乗せて挟んで食べる。絶品です。165メインはステーキ。腹一杯

260Supermercado(スーパー)は果物と生ハムコーナーが目につきました。
後半3日間は一人行動でしたのでスーパーマーケットで買い物して、朝食は部屋で済ませました。
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全て巨大生ハムです。3つのスーパーに行きましたが、どこも生ハムコーナーがあり、オレンジは量り売りでした。
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332一人でタパス店やバルにも行きました。
タパス店はメニューに番号が記載してあるので楽でしたが、
BAR(バル)は相手の言っている事がほぼ理解出来ず・・・入れ墨のマッチョさんが沢山いて、Una cerveza, por favor! と Esto por favor. でメニュー指しながら・・・流石に緊張しました。(笑)

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ついに最終日、デパートの地下の食品売り場で・・・SUSHIを買ってしまいました。醤油とワサビがこんなに美味しいとは(笑)

9日目、ラーメンがやたら食べたくなりました。
成田に着いて最初に食べたのはラーメンでした。(笑)

Informe de España~Catalunya

昨年の2017年11月下旬から12月上旬までスペインへ行っておりました。

余談ですが、たまに「田畑さん監督なのにマメにブログ書く時間よくありますね」って聞かれますが、ブログはうちの選手達やOB選手達に何か役に立たないかなって思って書いています。
あとは自分のメモ帳です。
なので、サッカーの延長のモチベーションなので継続できているんだと思います。
もう、13年?1000記事近く書いています。
ビール呑む時間を少し我慢して、もう一踏ん張りで結構深夜に書いています。(笑)

で、
本当はカッコよく、スペイン報告ブログ書こうと思えば思うほど後回しになっていました。
一日が36時間欲しいですね。(^^)!

で、
見直さず写真中心で一気に何回かに分けてアップすることにしました。
まとまっていないけど選手のみんなが、「俺もスペイン行きたい!」って感じてくれたら嬉しいな。

また、
自分の感覚と自分の感じた解釈ですので、実際にスペインへ行った方から違うよとご指摘を頂くかもわかりませんが、適当にスルーしてください。(笑)

スペイン・バルセロナ。
近年はカタルーニャ問題でサッカー以外でも世界を賑わせている地域。

正直、バルセロナに来るまでは、なんで独立したいんだろうと思っていました。
カタルーニャ自治州750万人。
東京都が920万人程度だから、東京が一つの国として独立運動するなんて日本では想像ができないし。
どれだけのメリットがあるのだろうかと・・・。
デメリットの方が大きそうと思っていました。

バルセロナに来て、地下鉄、バス停等、カタルーニャ語なんです。
もちろんスペイン語もその下に表記されてはいました。
恥ずかしい話しですが、スペインに来るまでは、カタルーニャ語は関西弁のようなものかなと思っていましたが、全く違う言語ということを知りました。
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バルセロナ空港(Aeroport de Barcelona)。一番上はカタルーニャ語が表記。

新聞もカタルーニャ語でした。
本屋さんに行ってもカタルーニャ語とスペイン語と2種類が販売されていました。

例えば「魚を食べる」は、スペイン語だと「Comer pescado」、カタルーニャ語だと「Menjar peixos」と全然違う事も初めて知りました。

要は、元々がカタルーニャとスペインは違う国であり、カタルーニャ人とスペイン人は違う。
カタルーニャ人としてのプライドを持って生活していることを感じました。
日本と韓国がひとつの国であったらと想像すると理解できると思います。

だから、生まれ育った方々が自分の地域を愛しているように、文化が違う、歴史的背景が違う。
損得ではないことが、現地に来てみてわかりました。

そして、観光はほぼゼロでしたが、サクラダファミリア、カサミラ、カサバトリョ等世界遺産に登録されている歴史的建造物そのものが、カタルーニャ人の歴史であり、プライドなんだとあらためて感じる事ができました。
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一人で地下鉄乗って訪れたカサバトリョ。
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今回のスペインは、いくつかのカンテラ(下部組織)を視察するのが目的でした。
その合間で、中には入れませんでしたけど、サクラダファミリアを観られました。
アントニ・ガウディの作品が街に溶け込んでいる様子そのものがカタルーニャの象徴に感じました。
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カタルーニャ広場

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見上げる建物からはカタルーニャの旗があちらこちらから掲げてありました。
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バルセロナ市役所。
Ajuntament de Barcelonaとカタルーニャ語で表記してあり、公的な場所でスペイン国旗の横にカタルーニャの旗が掲げられている。日本では考えられない。181
バルセロナ大学はカタルーニャの旗だけ掲げられていた。
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カンプノウも、もちろん。バルサとカタルーニャの旗のみが掲げられておりました。

夜は中国から来ていた野口さんと高橋さんと浜田さんと4人でタパスとパエリアを食べました。
バルセロナのパエリアはバレンシア地方と比べると少し違うそうです。
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毎日が食い倒れでした。(笑)

次は、comida(食事) について書きます。(^^)!

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勝負はもう。…ついている。

勝負はもう。…ついているかもしれない。

自分の子や身内だからこそわからぬことがある。

親が見ない勝負の世界の中で彼らが初めて見せる「真実の自己表現」がある。

終わってしまう選手は幼稚な匂いがする。その匂いが最後に彼の行く手を阻む。

何も言わなくても、自分でがんばり最後には出てくるだろうということがわかるものが、
彼の目だ。

もちろん怪我や出会いもあるが。

頑張り諦めない男を育てる。
がんばっても運なく上り詰めれないことあっても、必ず今ではなくても彼は最後には幸せをつかむだろう。
ダメなやつが汚い金掴むことはあっても運をつかむことなど絶対にない(笑)。

スタッフは日々、がんばれる環境のなか平等にチャンスがると、全員を叱咤激励する。
最後は3年間毎日毎日ひたむきに努力できる選手になったか否かだ。

いつか急に変わることはありえない。
そういう選手になる勝負は1年生のときほぼ判定が下っているのだ。
つまらないことも全力で取り組む人であるかどうか。

気がついたときはあきらめるときかも知れない。

他チームに「子供を一番わかっているのは親だ」と言い切っている親がいた。
よくあることだが
選手起用に文句を言った。
もちろん評論家の皮をかぶりつつ
結論は「自分の子供を使え!」だ。
後に
子供も、自分より劣る人間を探し、小馬鹿にする男になった。
最後は親まで「あいつ」呼ばわりする本物のダメなやつになった。

そのオヤジ、子を一番わかっているのではなく
「親は自分の子供しか見えないことが多い」
という大切な真実にたどり着けなかっただけ。

時に親は、残酷にも、
子供への思いの大きさの裏腹で愛を悪用し子供を押しつぶす。

そんな親には
「お前が出ることで、とりかえしのない子になっちゃうよ」とアドバイスする必要がある。

===谷田-虎の穴・静学サッカーのブログより転載させていただきました=============

昔の記事であるが、久しぶりに目にとまりました。
SNSの情報過多の世の中、「真実の自己表現」をどう見抜けるか、子供達と正面から真剣勝負している。

その邪魔だけはしないで欲しい。

これだけは、日頃の練習を見続けていなければ「真実の自己表現」は見抜けない。

挑戦する真剣な目が欲しい。
澱んだ目でグランドには来るな。あくびしながら歩いてくるな。

勝負はもう。…ついている。

グランデ時代を思い返しながらも進化させていきます。
https://vgoal.net/football/285

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