筋膜勉強会

今日は八ヶ岳コンディショニングサポート石井整骨院の石井院長にお越しいただき、選手と保護者さんと一緒にイップス、筋膜についての勉強会でした。

石井先生は陸上選手として大学時代は箱根駅伝を3回走り、実業団でも活躍したアスリートです。
それゆえに、アスリートの気持ちも理解でき、かつ、筋膜治療、イップスについて地道に長年研究なされており知識と経験を併せ持つ素晴らしい方です。

イップス (yips) とは、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。 本来はゴルフの分野で用いられ始めた言葉だが、現在ではスポーツ全般で使われるようになっている。
筋膜(きんまく)は全身の組織を包み込んでいるだけでなく、組織間の結合も担う結合組織である。筋肉を包む筋膜にシワができたり固まったりすると、凝り(肩こりなど)の症状を引き起こすことがある。古くから行われている鍼や按摩、指圧、マッサージは、それらの筋膜を正常な状態にしていた可能性がある。筋膜の医学的研究は発展途上ではあるが、近年研究が進み、医学的に原因不明とされている疼痛の治療の研究が進む可能性がある。(ともにWikipediaより)

オスグッドや足底腱膜炎等多くの成長期の選手が苦労する治療においても沢山の知識を得ることが出来ました。
捻挫した場合のアイシングの場所もしかり、大腿四頭筋のストレス解放、フォースタンス理論の4つのタイプの理解。

特に指導者や親が単純に沢山転がっている成功情報をそのまま、その情報が選手(わが子)によってはマイナスに働く可能性があるにも関わらず当てはめてしまう怖さ、
善かれと思って選手のフォームやクセを矯正したこでトップアスリートになれなかった選手が沢山いることを学びました。

改めて、指導者は常に勉強する。選手を観察する。
親はにわか知識で出しゃばらず、信頼する指導者、トレーナー、専門医に託して欲しい。
そう感じた時間となりました。

石井先生ありがとうございました。
これからもサポート、そして学ばさせてください。

感謝!
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選び抜かれたひとしずく

今日、打ち合わせからDENに戻ると駐車場に知らない車が停まっていました。

誰かな?って思っていたら
一年前、一度だけ遠くから体験練習に来たお子さんのお母さんでした。

その一度が大雨で寒くてズブ濡れだったこともあり、直ぐに思い出しました。

実はあれから数ヶ月前にお電話でご相談されたことがありました。

別のクラブチームに行かれたお子さんだったこともあり、本当はもっともっと親身に相談に乗ってあげたかったのですが、マナーとして行かれたクラブチーム関係者に申し訳ない事もあり後ろ髪引かれる思いでアドバイスも最低限しかしませんでした。

DEN駐車場で立ち話だけでしたが、体験に来た時もサッカーは上手かったのですが上手く表現ができないお子さんと感じていました。
それでも3年間一緒にやれば問題ないとも思っていましたがご縁がありませんでした。

それだけに彼のクラブでの立ち位置やお母さんの子を思う愛情から、なんとなく今の現状がイメージできました。
親の思う気持ちがわかるだけになんとかしてあげたい気持ちですが、私のできる事はなにもないので、可能性があるお子さんだけに、自分で切り開いて行って欲しい、これからの彼の成長を祈るしかできない歯がゆさで一杯です。

少しのアドバイスしかしてあげられなかったのに、こうやってわざわざ来ていただけたことに感謝しかないです。
少しはご縁があったのかもしれません。

まだ食べていませんが美味しそうなミカンまでいただきました。

今見るとミカンの箱に「選び抜かれたひとしずく」と書いてあります。

少なくとも私は今日、このお母さんの行動にこころが動かされました。
とてもこころが豊かに浄化されました。

そんな素敵な素直な行動がてきる方のお子さんなので、きっと自分の大好きな事を見つけ出して「選び抜かれたひとしずく」を流せる日がくると思います。

感謝の気持ちを持って今晩は選び抜かれたひとしずくのミカンをじっくりと食べながら、これからも誰に対しても真摯に取り組んでいくことが私の信念と再確認できました。

これからお預かりする選手も含めてうちの選手達全員が「選び抜かれたひとしずく」で満ちるようにしていくことが私の使命です。

さあー。これからトレーニング行ってきます。

感謝!

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Temporada de manzanas 2018

今年も恒例のDENリンゴの収穫に妻と行ってきました。

毎年、この時期、妻と二人ででかけて太田さんご夫妻とお話しをするひとときは私にとって、とても楽しみな時間にいつのまにかなっていました。

夏の繁忙期を終えこの時期になるとようやくお客様も落ち着き、今年もどうにかやりきれた感謝も含めて太田さんにお会いできるからだと思います。

あとは年末に向けての準備といったところでしょうか。

子ども達と5人で出かけていたリンゴの収穫祭も10数年の歳月とともに妻と二人となりました。(^^)!
ここ数年はいつもの蕎麦屋さんでお昼を食べるようになっています。

今回も2時間以上もリンゴ畑で太田さんと話しをしていました。
年期の入った農協の帽子と深いシワと日に焼けた笑顔からのぞく銀歯の太田さんと話しをしていると何故かこころが安らぎます。

「農家は斜陽産業だからな、跡継ぎは減っていくがやねー」
「仕事はキツイでなー」
「んだけど、おらっちは、誇りもってリンゴ作っているからねー」
「適当にゼニ儲けでリンゴ作らんがなー」
「オレッチの魂だかんなーリンゴはー」
「まぁーゼニはタンマリ欲しいけんどー(笑)」
「今はもっぱら、かあーちゃんとパチスロ行くのが楽しみだがねー(笑)」
「損はしてねーつもりだけんど・・わからん(笑)」
「次男坊も嫁もらって家建てだがやー」
「この嫁が学校の先生辞めてリンゴ手伝ってくれてなー」
「まあー働き者の嫁でおらー気にいっているでーなー」

話しは日々日常のたわいもない会話です。
日頃、たわいもない会話がなかなかできない立場となってきて、会話自体にも神経を使う時が増えております。
それだけに、たわいもない会話がどれほど素敵なことなのかを感じます。
世の中、全てがそうなったら本当にお互いが楽しいだろうと思います。

リンゴ畑でリンゴの香を嗅ぎながら、本当にのんびりとしている時間こそ、お金で買えない大切な時間であると思います。

私のクラブも、お金で買えない大切な時間であるようにしたいです。
そして、選手達や保護者さん達との関係もお互いを信じ合える関係をさらに深めていきたいです。

日々日常に感謝して、今日も前へ進みます。

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