今年も契約しているリンゴ農家の太田さんご夫妻の所へ妻と行ってきました。
毎年同じ書き出しです。(笑)
最初の頃は家族5人で出かけていました。子供達が喜んでリンゴの木にハシゴをかけてもいだり、リヤカーで運んでいた姿が昨日の事のように浮かんできます。
そんな子供達もみんな大きくなりました。
思い出すだけで、顔がほころびます。(^^)!
毎年、この時期が来ると、ホッとします。
まだ今年は終わってはいませんが、夏の繁忙期を無事乗り越え、高円宮杯を終え(悔しさ一杯ですが・・・)、三年生達の進路もなんとなく見えてきて・・・。
そして、スタッドレスの履き替え、クリスマスツリーを倉庫から出して・・・今年に感謝してお世話になった方々への年賀状の準備を始める。
そしてなによりも、こうして妻と二人で、太田さんご夫妻の顔を見ることでホッとします。
太田さんご夫妻とのここ数年の話題はお互いの子供達の事や孫の事です。(笑)
おもいっきり盛り上がりました。
「田畑さん。いいてーぇこと、いったんて、そりゃーなー、ええことひとつもありゃーせんがゃなぁー」
「おれっちなんざぁー、それでどんだけしっぺーしてきたこかなー(笑)」
「むすこなんざぁーなー。嫁のこぶんだがゃー(笑)みーんなぺらぺらと言われちまうぞー(笑)」
「だまるが勝ちゃーぞな。政治家といっしょだぞしー。んだけんどなーソンタクなんぞーはしてくれねーえゾ!(笑)」
リンゴ畑の真ん中で大声で笑い声が響きました。
2時間は話していたかと思います。
一年中、サッカー関係者の仲間といて、サッカーの話題で24時間過ごしている私にとって、唯一、サッカーのさの字も出てこない。
単なる小さな宿屋のオヤジとして接してくる太田さんご夫妻との時間は本当に自分を素に戻してくれます。
年季の入った農協の帽子と長靴。
割れた爪と間接の太いシワだらけの日焼けしたゴツイ手。
笑うと見える銀歯(笑)。
何が大切か。
なにげない青空と冷たい空気の中で、たわいもない会話だからこそ、こころが豊かになれるのだと思う。
高いお金を出して聞く有名先生の講演会よりも・・・.
子供達と一緒にリンゴを採っていたとき・・・
そして太田さんご夫妻とのひととき・・・
約束もしない中での時間をきにしない時間。
こんな時間がもしかしたら・・・「人生で一番大切なんだろうな」と感じられました。
太田さん。また来年ですね。
感謝です。