美の成るは久しきに在り

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美の成るは久しきに在り

 

今日は4年ぶりにスキーをした。

久しぶりアスレタを着ない日だ。

昨日も約2時間フットサルでビッショリ汗かいて、今日は朝から雪掻き終えて出かけるのだから、自分でも行動力あるほうかな、なんて思いながらスキー場へ向かった。

もっとも息子から誘われなければ家の掃除で1日が終わったはずだ。
着信履歴も21件も溜まっていた。伝言もフルになっていた。
(明日までには全てかけ直します関係者の皆さんスイマセン)

息子とのスキーも何年ぶりだろうか。おそらく6,7年ぶりだな。

この歳で息子と対等以上?に滑れる俺も幸せものだ。

 

吹雪いていたが新雪で気持ちよかった。急斜面も膝まで埋まったがパトロール時代を思いだし年甲斐もなくノンストップで何10本もカッ飛んだ。

 

「美の成るは久しきに在り」とは田畑ノートに数年前に書き留めた荘子の言葉。

良いことが出来上がるには長い長い時間がかかり悪いことの結果はすぐ出るもの。

人間関係もまたしかり。

そんな解釈である。

高い目標やらかかげてそれを短期間のノルマで急成長する会社はもちろんあるが、なんだかヤバイ会社が多いと思う。急成長・急衰退だな。本当に良い完成を目指すのであれば遠回りをしてでも、ゆっくりと時間をかけて成長するもの。

強豪高校も多数あるが、「美の成るは久しきに在り」 の高校サッカー部へうちの連中は行って欲しいものだ。

スキーで急斜面一直線は怖くて降りられない。
必ず右へ左へ移動しながら曲がりながら降りていく。

 

上級者になると円を描くように、そしてスキー板の持っている反力も利用するから右へ左へ遠回りしているようで実は安定していて一定の速いスピードでどこまでも滑り続けることができる。

特に今日のような視界が悪くブーツも板も雪の下に埋まっているような状況では板と身体が一緒になって落下に逆らわず、足の裏で雪面からの感触を微妙に感じながら板への圧力を微調整しながら板を走らせないとクラッシュしてしまう。

大腿四頭筋の筋力で滑ると今日の新雪だと2,3本しかもたない。

準指導員資格取った時が32歳だから既に15年以上の月日が経っているし、
マテリアルも友人から譲っていただいて初だし、
白髪の増えた数と同じくらい滑りにかなりの不安いだきながらゲレンデに行ったが、予想以上に身体が勝手に反応できることに手前味噌ながら感心した。

と同時にサッカーでもやっぱりテクニックだな、テクニック身体に染みこませれば、おやじになっても高いレベルで楽しめるよな。


リフトに乗りながらそんなことを思っていたわけだ。

それにしてもスキーしながら荘子の言葉思い出す俺も変だな。

今日のビールはやっぱり美味い。もちろんアサヒのスーパードライ。

行きも帰りも鹿ちゃんと遭遇。


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