少し、難しいかもしれない。夏の暑い時期に選手には頭、眩むな。
今、私が興味ある領域の一部。
アトキンソンの達成動機づけ理論とも言われている。モチベーション理論ともいわれ、有名なマズローの欲求段階や、マグレガーのX理論、ハーズバーグが存在し、現代の動機付けの過程理論へと進化してきた。
Ms(成功志向動機)の強い人は、難しすぎたり易しすぎたりする課題を選択せず、成功と失敗の確率が五分五分の課題に挑戦しようとする。高校受験でいえば合否が五分五分の実力相応の高校を受験する。
※入れる可能性が高い高校受験に失敗した場合の原因は全てが自分自身となりプレッシャーは高くなるが、仮に失敗したとしても自分の努力が足りなかった事がわかりやすいので今後も努力していくケースが多い。
Mf(失敗回避動機)の強い人は、確率が五分五分の課題を最も避け、非常に困難な課題や非常に容易な課題を選択する。高校受験でいえば必ず合格する入学の容易な高校か、不合格の確率の非常に高い難関の高校を受験する。
※ 実力からしてほぼ無理な高校受験はたとえ不合格になったとしてもそれだけの高校を受験したという誇り(全く無意味)が生まれ、落ちた原因は高校のレベルが高かったという高校側に原因を転嫁でき、体面も保てる。
アトキンソンは、意欲的な行動(達成傾向)はMsとMfの合成によって成立すると考えている。
また、
検証モデルとして、テスト不安の高低と勉強の持続時間に関連性があり、達成動機が高い人でテスト不安の人は長い時間勉強をするデータが出た。その結果においても成績上位者が多いという結果となり比例するデータ検証となった。
また、別の検証として0または1の時、行動が出やすくなるというデータとなった。(数字が0ほど課題が難しい時)
特に0の時は、不安が少なく失敗しても自分の責任ではないと考えるためらしい。
成功の誘因価は、成功確率が低くなるにつれて増大することになる。
アトキンソンは、達成目標の誘因価は、「達成したときの誇り」と呼ばれる一種の感情であるとも主張している。
より大きな誇りは、やさしい課題よりも難しい課題で成功したときであると論じられている。
俺も夏のくそ忙しいときに頭が熱くなってきたのでこの辺でやめておこう。
どうだ。 頭こんがらがってきただろう。グランデの選手達。
まあ、少し簡単に言うと、このアトキンソンモデルの検証はもちろんサッカー選手にも当てはまるし、少しでも指導をしていく上で活かせないかと思っている。
つまり、まずはグランデリフティングマスターする。グランデスラロームのスピードをアップする。走りで11番以内に入る。Aチームスタメンフル出場する。毎試合1対1は攻めも守りも負けない、枠を捉えたシュートを必ず5本打つ等、、、、、。
このそれぞれの目先の目標を持つ要因として、俺はサッカー下手くそだからもっともっと練習したいと心から感じているかどうか、毎日一生懸命練習していることが意欲に満ちあふれているかどうか。それがないとプロを目指すとか言っていても、絶対に無理だろう。
大学受験において東大や早稲田とか慶応受験目標にしていながら毎日机には向かっているのになかなか成果が出ない人はきっと意欲的に取り組めない何かが存在してしまうのだとおもう。
それは、合格すること自体が自分の目標ではなくなり、ここまで支援してくれた親等へのための場合もあるだろう。
今回もAチーム遠征が明後日からスタートするが、2年生が2名しか参加していない事が悔しすぎる。チャンス山のようにあげているのに。1年生は4名連れて行くのだが落とされて永遠と悔しく泣いていた選手もいるというのに。
それぞれの目標に向かっての本気の夏がスタートした。