昨日は、とても心洗われる素晴らしい日であった。
友人のトモさんと2年ぶりの再会であった。
トモさんはブラインドサッカーチーム「多摩ハッサーズ」の代表でもあり、ブラインドサッカー日本代表の中心選手。
2002年日韓交流、アジア選手権ともにMVP、2007年、2008年2009年と3年連続全日本選手権MVP。
今年はニュースZEROで桜井さんと連日放映された事もあり記憶にある方もいると思う。
トモさんは昨年暮れに前十字靱帯を損傷し、ようやく動けるようになり今回もテーピングだらけでプレーしていました。
「僕は6歳の時に両目を失いました。そのおかげで今も元気に生きていることができました」
「お母さんには感謝しています」
「そしてブラインドサッカーという生き甲斐を見つける事ができました」
「世界中に友達ができました。今日もみなさんと出会う事ができましたよね」
「僕は全く目が見えません」
「光を感じる事はできません」
「でも背中が暖かく感じると今晴れているのだなと感じます。まさか今、曇りではないですよね (笑)」
「日常生活では皆さんと同じように一人で自由に走り回れないけど、ブラインドサッカーをしている時は自由に走り回れるのです」
「僕は自由になれるのです」
うちのクラブの選手達にはどうしてもトモさん達に会わせたかったし、この子供の時にトモさん達に会えた事はとても大切な事である。
それにしても、ボールは友達とはよく言うけど、本当にボールと身体が一体となったドリブルは凄い。
そして相手をかわしてのインステップのシュートがゴールへ突き刺さる。
守備もまた同様に相手の足を蹴っ飛ばすのではなく、ボールに向かって奪いに行っている。
いつも笑顔のトモさん達だが、ここまでの域に到達するまで血のにじむ努力は想像を絶することであろう。
ポジティブの本当の意味を再確認した日でもあった。
ポジティブとは、困難から逃げず、克服し前向きに進んでいくことであり、何も努力をせずに楽観的に過ごしていくことではない。
再来週の6月9日(土)、10日(日)と第11回全日本選手権が味の素スタジアムで開催される。
サッカーは上手い下手、金持ち貧乏・・・関係ない。楽しんでいるヤツが勝ち。
色紙の凄さ。そして黒田智成さんの事が中心に書かれている本も必読。
心でみなくちゃ、
ものごとはよく見えない。
肝心なことは、
眼に見えないんだよ。
サン・テグジュぺリ『星の王子さま』