こだわり
うちの選手達5月中旬から裸足でトレーニングしている。
裸足でリフティングやドリブル、4vs4等やるから
足先とかにボールが当たっている選手は当然だがズル剥けで血が出る。
爪も割れる。
日頃、高価なスパイクに守られているかが良くわかる。
半端な距離感はスネ当てもしていないし、相手の膝が入ると相当痛い。
トラの選手。試合の合間に勝手に乗っている。
うちの選手は残念ながらまだ勝手に乗る選手は出現していない。
ボールに裸足で乗る事が全てではないけど、一人ぐらい乗り続けている選手が出てきてもよさそうなものだ。
なぜ乗り続けるか?
その目的を理解している選手であればな。
うちの選手達を観ていてもそうだし、様々な場所で感じることだが、
どうも、集団行動が好きなようだ。
日本人はその傾向があるらしい。
もっとも集団行動とは集団が目的を達成するためにまとまって行う行動でありチームとしては当然集団行動であり協調性も必要になってくる。
時間を守る。同じユニフォームを着る。試合ルールを守る・・・等
私の言うこの場での集団行動とは群れに近い行動を言っている。
自分に自信のあるヤツは群れないし一人で行動できる。
集団でもしっかりとリーダーシップとって行動もできると思う。
仲間に頼らないと事と、仲間を信用していない事とは全く意味が違うということ。
自分に自信のないヤツは群れてしまう。なぜなら一人で行動することに対して不安や他人の目を気にして行動することができず、群れの中にいれば失敗しても自分だけの責任ではないから良いだろうという発想になってしまう。
余談だがトイレに二人で行くヤツいるが、それはそれで良い。きっとトイレだけが目的ではないだろうからな。
サッカーの指導も同じだと私は思う。
子供にうわべだけの答えを教え続ける教育は本当に子供にとって役に立つのであろうか?
子供が一人で行動する独立心等を大人がどう見守り続けられるか、子供が悩み苦しむというと人生最大のチャンスを大人(親)が奪ってしまうのか・・・。
Aチームで活躍する、しない、勉強ができる、できない。
大人(親)が心配する気持ちもわかるが、本人の気持ち次第であろう。
まずは、自分に自信の持てる人間に成長していく事を第一優先に見守り続ける事を考えたほうがその子にとって一番幸せな人生となると思うのだが。
どうなんだろう。