Priceless FOOTBALL

今年のチーム全ての大会が今日で終了した。

 

ラストゲームの相手はVF甲府で本当に良かった。
山梨のエリートがエリート教育を受けた最高のチームだからな。
そのチームに対して何が出来るかを確認できる。

思えば2年前のチームも彼らが1年生の時U13山梨大会でVF甲府に勝って優勝し3年生最後この大会。
決勝でVF甲府に負けて悔しさを胸に巣立って行った。

今年のチーム。
こいつら1年生の時U13山梨選手権大会準決勝でVF甲府に負けた。
そして今日、3年生最後この大会VF甲府に負けた。
もちろん勝ちたかったし、負けはやはり悔しい。

冷静に振り返ると1対1においても勝ちきれてはいなかった。同レベルであった。
選手によってはもちろん甲府選手よりも低いレベルであった。
そうなると、グループ戦術・ポゼッションで上回られると時間とともに70分で差が開く事は予想できる。

それでも色々と思うところはある。
決して負け惜しみではない。
果たしてこのVF甲府・VF八ヶ岳22名の選手中からプロ選手は出現するのであろうか?
特に目立った選手は残念ながらいなかった。
あいつ上手いな、怖いなと思った選手はいなかった。
簡単なシュート外していたり、チャンスを感じてドリブルにシフトチェンジできる選手はいなかった。
プロのスカウトがいてもおそらく誰もスカウトはされないであろう。
結局勝ち負けと点差は選手数の差だけであっただけだ。

それであればあるほど似たようなサッカーしていれば点差は時間とともに開くばかりだし勝ち目はない。
うちのチームに関して言えば、前半からラインを上げられず受けてしまっていたし、攻めは数名での迫力に欠けるカウンターになっていたと思う。
もっともっと相手コートにリスクを冒して入っていかないといけない。

結局、サッカーも人生も何が正しいということはなく、何が間違いであったと言うこともない。
結果がでたあとになんとでも言える。

だからこそ、自分達で最高のゲームをする準備をどれだけしてきたか。
自分達のスタイルを貫く準備を仲間達と本当に積み上げてきたのであろうか。
絶対に負けられないという思いを本当に持って臨んだか。
高円宮杯のように緊張して眠れない夜を過ごしたであろうか。

その差が高円宮杯との涙の中身の差なのではないだろうか。

あえて、そんな事を言ったのは、高校へ行って同じ繰り返しをしないで欲しいからな。

男が泣くのは高円宮杯の時の涙だけ。

今日でこの仲間達とサッカーできなくなるとか・・・
単に目の前のゲームに負けた感傷からの涙はいらない。
誰も見ていない所で一人泣け。
高校サッカーのロッカールームになってしまう。

それでも。

やはり。

おまえら。

 

ありがとう。と言いたい。

 

よくこの格好悪いオヤジ監督に付いてきてくれた。

保護者の皆様も練習終了時間遅くなっても俺への苦情を3年間我慢していただいた。

本当に感謝しています。

そんな選手達はきっと近い将来VF八ヶ岳で過ごした3年間が役に立つ時が来る事を信じたい。

 

どこのチームよりも、学校よりも。

 

選手と指導者と親が真剣に時間を共有した3年間。

 

まさにpriceless。

 

高円宮杯も含めてこの日が来るの1年前から分かっていたからこそ、特にキャプテンや主軸選手には自然と厳しくなった。

 

俺の事、嫌われても構わない。
だけど、近い将来、必ず、

おまえら・・・輝いてくれ。

よい人生を歩んで欲しいと思っている。

 

それだけだ。

 

さて、

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俺は飽きもせず1年後の今日はもちろん勝利していること。
そして1対1で圧倒できる選手。
22人の選手の中で一番輝いている選手がVF八ヶ岳の選手であることを信じて

今年よりも良いチーム作る。
そして今年同様、信頼しあえる若者と出会える事を信じて。

挑戦です。


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