キックがいつもと違う。

キックがいつもと違う。

今日は調子よさそう。
根拠を示せといわれても証明できないけどいつもそんな自分の感覚で選手達を見つめ続けてきている。

それだけに日頃のシンプルなトレーニングを何度も何度も見続け真剣な選手達の心を俺が真剣に受け止め続ける事が根底に存在する。

おそらく誰よりも勝負にこだわっているのは私だと思う。

それでもたとえ勝つにしても明日の勝ちにつながらない勝ちはやはり喜べない。

今日のゲーム負けたほうがこいつらにとって良かったんじゃないかと思う時も多々ある。

遠い選手は毎日1時間かけて練習に来る。そんなOB達も沢山いた。
そんな保護者の皆さんにはいつもありがたいと思っている。

だからこそ俺にできることはそんなお子さんといい加減な付き合いをしてはいけないと思っている。
こいつらとはお互いに今を真剣に付き合っている関係だと思っている。

 

先日、ある方から「田畑さん。子ども達を信頼するなんて今どき難しいですよ」と言われた。

「子どもなんてこっちが思うほど思っていないですよ」

一瞬いやな気持ちにもなったけど、この人は今までそんな人生送ってきた人なんだと思った。

俺は子ども達を信じることしかできない監督。
もっと言えば世の中、人を信じることで成り立っていると思っている。
うちの選手達には昔からそのように言ってきたし接してきた。
今後も変わらないと思う。

見本のキックすら見せられないし、ビデオで相手チーム分析してストロングポイントがどうたらかんたら・・・作戦ボードで幅と厚みがどうだとか・・・できないし。

もっともそんなものは監督ではなくてもサッカーの技術だけ上手い方呼んできて見せれば済むこと。作戦なんてインターネットで検索すれば沢山出ている。

選手達には、まずは良い人間に成長して欲しいと願っている。
成長していくにはそのプロセスの中において自分で解決しなければならない事を沢山経験していく作業が必要となつてくる。

経験することが自分の価値観の基準となってくる。

 

「サッカーは楽しい」。

サッカーが楽しくなければ毎日練習に通っている子ども達の全てのプロセスが成り立たなくなるであろう。

その為には自発的にサッカーに取り組まないと難しい。

 

まだ一部学校の選手もいるが夏休みもスタートした。

 

この夏休みは大人達のように毎年訪れる夏の休みの1回ではない。

思春期の自分を成長させるもしかしたら人生を左右するであろう大切な夏休み。

夏休みであって夏の休みではないのです。

この夏どれだけ走れるかだな。笑

「サッカーはやっぱり楽しい」

と思える夏休みに自発的にしていきましょう!

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