かたち

説法

「かたちばかりであなたは中身がない」とお話なさる方もおりますが

そうではないのです。

外(型) と内(血) をあわせてかたちと呼ぶのです。

よって

かたちとは身体(型)の中に魂(血)が入るということです。

「かたちにとらわれず自由にやりなさい」とお話なさる方もおりますが

そうではないのです。

社会であれば社会の中という型の中、サッカーのゲームではそのルールの中という型の中、

仲間と決めた作戦があればその型の中であるということなのです。

かたちの中に血、即ち魂が入っているかどうかが大切なのです。

だから、

外観が悪い人は内面にも問題があるのです。

その場しのぎで外観を良く見せようとしても相手には見破られているものです。

君達に大切な事はこころを磨くということです。

坐禅をして感じたと思います。

小鳥のさえずり、風の音・・・・

聞こえてきましたか。

耳障りでなかったと思います。

人の声、車の音はどうでしょうか。

少し耳障りであったのではないでしょうか。

日頃は聞こえなかった音が聞こえてきたと思います。

そして時間がゆっくりと流れ、こころが落ち着いたのではないでしょうか。

3年生は今回が3回目ですね。

それでも

坐禅のかたちは3回ともかわりません。

時間も場所も3回とも同じです。

あなたのこころが成長していれば

昨年よりも聞こえる音が違ってきます。

中身が違うのです。

あなたの内面が成長した証拠なのです。

それが坐禅です。

監督さん、お父さん、お母さん、多くの方々に感謝し

こころ豊かに。

サッカー道を進んでください。

高福寺 住職23世水原康道老師

15_3611_04_30_41

 

54

 

合宿で子ども達が書いてきた決意の一部。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です