今年もジュニアユース12期生達の送る会がありました。
12期生はジュニア上がりが少なく3年間という短い期間で育てるという世代でした。
今となってはとても印象深い年代の子ども達となりました。
数々の問題・事件を起こしてくれました。(^^)!
またか・・・の連続でした。
ふざけんなよ・・・の連続でした。
OBからも指導者仲間からも、田畑さん。頭、真っ白になっちゃったね。
と言われました。
ヤスさんからはデンさん白く染めたの?と言われました。笑
本当に頭の中まで真っ白になった日が沢山ありました。
実は昨年3月に染めるのをやめました。
理由は簡単です。
作文やサッカーノートを読んでも優等生の言葉が並んでいるだけでした。
私には通用しませんでした。
俺をナメてると思いました。
仲間とも上辺だけで付き合っていると感じました。
コイツラは相当手ごわいと思いました。
コイツラに真剣に向き合うには髪の毛染めている場合ではないと思いました。
私が全てさらけ出すことからはじめなければなにも変わらないと思いました。
単なる説教している大人達と同じになってしまうと思いました。
案の定、DEN合宿、クラブ選手権・・・と次々と予感が的中してしまいました。
昨年の今頃、卒業するまでの2015年3月迄に、人の強さや弱さは見かけではないことをどうしても感じて欲しいと思いました。
感謝のこころを感じられる青年になってほしいと思いました。
口先だけの人生がいかに虚しいか、
本当にこころから分かち合える友達がどれほど大切であるかも感じて欲しいと思いました。
もちろんしっかりと感じられている子も何人かいました。
それらを少しでも感じて高校へ進んでいける事を最優先の1年にすることに決めていました。
そして、
途中コイツラを投げだそうと考える暇もなく、あっという間にコイツラの送る会が先週やってきてしまいました。
例年のようにどうにか帳尻を合わせることもできませんでした。
それでも髙橋さんを中心に保護者の皆さんに救われました。
最後まで私を信じてくれました。
まさに、捨てる神あれば拾う神ありです。
あの蓮がこころで感謝の言葉を口にできるところまで成長してきました。
初めての女子選手の美咲と師弟関係が築けた。(美咲そうだろ?笑)
そして笑顔で高校へ進まさせる事ができた。
Bチームで悔しい思いを沢山してきた望とヘイヘイが進学校でもある前期入試募集枠10名程度の枠に入り見事合格したことも爽快であった。(おまえらの勝ちだよ)
タクミと都内某病院の待合室で夜まで6時間位2人で先生を待ち続けた日もあった。
マサキとはここでは書けないドラマがあった。
他にも沢山ある。全選手と戦った。
そうそう、カケルの長い挨拶は完全に俺を超えたと思った。みんな苦痛だった(笑)。
流石は髙橋家の最終秘密兵器だ。秘密のまま卒業だけど(笑)
そして私の挨拶は、例年とは違いました。
いつもは、お前達とあと3ヵ月一緒にやりたかった。
きっと最強のチームが作れたと思う
今日でクラブの選手ではなくなるけど何処へ出しても恥ずかしくない青年に成長した。
グランデ魂で高校へ行っても頑張れ。
そんな話しを毎年していたと思います。
今年の選手達へ言ったことは、
あと1年や2年一緒にやっても強くなったかどうかわからない。
お前達は、まだまだ。全然足りていない。
だからいつでも戻ってこいとかではなくて、これからもクラブの選手だ。
高校へ行ったから俺から解放されたと思ったら大間違いだからな。
今まで通り厳しく説教していくから覚悟しておけ。
そんな話しをしました。
それでも毎年変わらないことがあります。
この日の夜は毎年、虚脱感に襲われます。
ビールすら飲む気になりません。
妻や娘からは「どうしたの?元気ないね」と言われる日です。
あの時、あいつに、違う声かけもあったのではないか、もっと沢山話す時間を作れたのではないだろうか・・・。
いつも後悔の連続です。
自分の能力の無さに落ち込みます。
それでも、落ち込むのはその夜だけです。
前に進むしかありません。
新しい子ども達に真摯に向き合うことが、始まっています。
今年も、この一年に全情熱を注ぎます。
CORAZON GRANDE! をこころに!