夏も終わりいつの間にか秋の気配が漂う八ヶ岳となった。
今年の夏も沢山の仲間が訪れてくれた。
仲間は僕の財産であり僕の人生そのもの。
僕は本当に「ヒト」に恵まれている。
仲間からいただくエネルギーが僕の強い意志となりブレない道を歩ませてくれている。
数年前の人生の岐路でさえ、形あるものは失ったけど、魂を守る事が出来たのは仲間達がいてくれたからだと感謝している。
今夏も東京、千葉、埼玉、神奈川、栃木、茨城、群馬、福島、静岡、三重、愛知、新潟、長野、富山、大阪、京都、奈良、兵庫、広島、鹿児島、福岡から仲間たちが訪れてくれた。
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」の言葉そのものである。
人生の最高の贅沢な楽しみの一つは、同じ志を持った仲間と語り合うこと。
口約束でお互いを信用しあえるフットボーラーはかけがえのない財産。
そんな仲間達はJリーグ、Fリーグ、大学、高校、ジュニアユース、ジュニア、社会人、男子チームに女子チーム、フットサルチームと多岐にわたる。
会社経営者、クラブ経営者、Jリーガー、Fリーガー、教員、公務員、会社員、アルバイトに学生さん。
様々な立場でフットボールに関わっている仲間がきてくれる。
毎年これだけのありとあらゆるフットボーラーが訪れる場所が日本にどれだけあるのかは知らない。
それでも同じ志を持ったフットボーラーが訪れる場所はそんなにないのではないかと思っている。
杯を交わしながらワクワクする楽しい話しをする。
一緒にボールを蹴る。汗を流す。
今日対戦した選手の事、日頃どんなトレーニングしているのか、地域のサッカー事情、ブラジルやらスペインやら海外サッカー事情まで多岐にわたる。
近年は質問される事も増えてきた。
若い指導者の方に自分のサッカー感(観)を話しながら自分の思考を整理することができる。ありがたい時間になっている。
そして、熱い仲間達からエネルギーを浴び続けられる至福の時間。
毎年毎年、日本サッカー界の「今」を皮膚感覚で感じる事が出来る。
だからなのか毎年焦りすら覚える。
そして沢山のやりたいことが湧き出てくる。
そんな夏が終わると毎年いてもたってもいられなくなってしまう。
会いたい人や見たいチームが沢山出てきてしまうのだからよわったものだ。
気がつけば日本中のサッカー仲間からのエネルギーを35年間浴び続けながら現場に立ち続けている末端フットボーラー。
だから泥水を飲めとは言わないが浴びたこともなく、胴体と足首から下だけが以上に白い恥ずかしい日焼けをした事が無い方が語る育成のフレーズがどうしても軽く感じてしまうのかもしれない。
育成サッカーをビジネスにすることは構わないが、子ども達の心と無名の現場に立ち続けているサッカー仲間たちへのリスペクトだけは守ってサッカービジネスに勤しんで欲しい。
泥水を飲み被りながら人生をフットボールに捧げている無名の仲間達が日本中に沢山いる。
彼らの魂が尊重され育成に反映されていかなければ。
僕に出来ることはないのかもしれないけど、
そんな仲間達と一緒に談笑した時間を大切にしながら、
仲間達を尊重して、
これから出会う子ども達が、
ほんの少しでも「サッカーが上手くなって欲しい」と願いながら、
僕は子ども達とサッカーを楽しんでいきます。
そんなことを改めて感じた今日この頃です。
そろそろ朋あり遠方より行きます!
フットボールは最高です!
サッカーは人生の全てでは無いが空気の様な存在になったら素敵だ。
No Football No Life.
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