わたしはゴールを守っているとは思っていません

10年は前の古い本を読みかえした。
その中で松永成立さんが語っていた。
「GKはよく守護神とか言われますがわたしはゴールを守っているとは思っていません。FWの選手よりも攻撃している気持ちで立っています」
この言葉、前回は見過ごしていたが、今回はやたら印象に残っている。

きっと守っている意識で守っていると、0点に抑える事が自分の役目で完結してしまうのだろう。
自分が失点をせずかつ仲間が得点を取る。きっとここまでが一つのサイクルなのだろう。
俗に言うGKからのビルドアップの真実だろう。

フィールド連中も同じ。
自分達が良いリズムで攻撃を続け、相手ボールになったときも素早く切り替え、自分達のリズムで相手の攻撃にリズムを作らせない。ここまでがやはり一つのサイクルだろう。

守る先には何か楽しいことがないと守りきれないよな。
よく、プロ選手は家庭を持つてからの方が大成するなんて言われるけど、守るものができることで変化があるのだろう。

厳しい練習も同じだろう。
近い未来をイメージしているサッカー小僧は自分が攻撃している姿を想像しながら
相手の攻撃に耐え抜いてドリブルがスーパーゴールをネットに突き刺すのだろうな。

今年の夏もまた、何人の選手がタケノコのように一気に伸びるのだろうか。
二兎を追う者は一兎をも得ず
の格言通り。大好きなサッカーやれる幸せに賭けて欲しい。
08121338


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