ブラインドサッカー

ブラインドサッカー

週末、ブラインドサッカーチーム「たまハッサーズ」さんが来ていました。
この2日間は私にとってサッカー観がさらに進化したと思います。
本当に貴重でした。

視覚障害者の方々がボールの音と仲間・相手全ての音を頼りにイメージを膨らませドリブルをしてシュートを決める。100パーセント目が見えない中で行っているプレーには思えませんでした。
サッカーに限らずスポーツは目で情報を入れて行動するものだと思っていましたが、トモさんやアキさんのイマジネーション溢れるプレーにはただただ驚きというか、衝撃を受けました。
ちなみにトモさんとアキさんとは「たまハッサーズ」さんの中心選手でブラインドサッカー日本代表選手です。12月にはアジア大会に出場するそうです。

夜も楽しくお酒を飲んでいましたが、彼らのエネルギーはいつもDENに来る私の仲間と一緒の感覚でした。
サッカーが上手くなりたい。素晴らしい選手、チームを作りたい。世界を目指す。ただそれだけです。

この頃実は気になる事もありました。
予選リーグ中に高円宮杯会場であるチームの監督さんが「高円宮杯負けたらうちの3年生は引退です。」
昨日の会場でもトーナメント負けた監督さんから「負けちゃいました。明日から2年生と練習です。」
数年前に小学生時代教え子が某クラブチームへ行き途中で辞めてしまい。高校生になった時まさにヤンキー系で偶然再会したときに「俺がサッカー辞めたのはあのクラブチーム行ってつぶされたから」なんて言っていた。

なんだかおかしいと思う。
DENCUP含め未だに現役で引退しているとは思っていない私はどうなるのだろうか。
引退なんて口にしないで欲しいし、ましてや引退は自分で決めるもの。
高円宮杯負けようが、試合に出場しようがしまいが、サッカーが上手くなりたいと思う気持ちがあれば、どこのチームでも、場所でも関係ないだろうな。
グランデは3月までは公式戦は減るが引退なんてありえないしなんら変わりない。サッカー好きなヤツはサッカーやり続ければ良いだけ。
まして、自分がおそらく尊敬できなかったチームのせいでサッカー辞める原因だったとしたらそんな損はしない方が良いだろう。

今回「たまハッサーズ」さんのメンバーの方々と接して強く感じるものがあったし、彼らのゲームを観ていると、また観たいと思える感動がある。

グランデvsトラベッソの最高のゲームと同じだし、
過去高円宮杯のベストゲームに匹敵するものがある。

サッカーに賭ける気持ちある選手全員がボールに全神経を集中しつづけ・闘志と闘志のぶつかりあいであり・想像力のぶつかりあいでもある。

目で見て判断するのではなく、身体が勝手に動く・仲間全員がイメージを共有しあう。
まさにグランデが目指しているサッカー。

俺のサッカー感にさらに確信が持てた気がした。

2009年12月15日(水)〜20日(日)
第3回IBSA視覚障害者サッカーアジア選手権大会観に行きます。

09092601
日本代表のアキさんとトモさんとGKのゴリさん。


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