つらいことはなにもない。山が好きだから

「つらいことはなにもない。山が好きだから、楽しいからね。」

 

毎年・グランデジュニアユースDEN合宿をこの時期行っている。

昨年は今年の全国高校サッカー選手権大会優勝の山梨学院高校サッカー部監督横森巧さんに貴重なお話をいただいた。

今年は私の友人でもある山梨県で2人目のエベレストチョモランマ登頂成功者のアルピニスト竹内敬一さんにGWの多忙なガイド中、八ヶ岳からわざわざ下山して来ていただいた。本当に感謝である。

冒頭の言葉は選手から「山は厳しいこととか多いと思いますが、つらいときとかどうやって乗り越えているのですか」という質問に対して笑顔でさらりと答えた言葉である。

「今まで登った山の中でどの山が好きですか。例えばエベレストとか」
「好きな山はこの八ヶ岳の網笠山だね。山のガイド本とか色々素晴らしい山とか紹介しているけど、それはその本を書いた人の価値観。日本の山は良いよ。チョモランマとかどこまで行っても氷の壁、標高8000メートル。死んだ人がそのまま沢山いるしね。山に土とか木ある方が気持ち良いよ。自分に合った山自分で探すことが大切じゃないかな。」

「今の夢はなんですか」

「もう一度チョモランマ登りたいな。でも、命かかわることだし、家族にも迷惑かけたくない気持ちもあし、お金もかかるんだ。でもね、そのチャンスがいつ来るか分からないけど毎日トレーニングしてるんだ。20キロのザックいつも背負ってね。いつもそうしないと、援助していただける人とか色々なタイミング重なって行ける時が急に訪れたとき、そのチャンス活かしたいからね。まあ。歳から行ってもその可能性は少ないのかも知れないけどね。何年先なのか、永遠に訪れないのか分からないけど毎日準備はしている。」

極限を体験している人の言葉には、エネルギーが宿る。

次元は違うけどB選手もAに呼ばれたときの為の準備は常にしていてほしいものだ。 


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最後に竹内さん言っていた言葉もまた印象に残った。

私も普通の普通の人間だけど、小さな事でもコツコツと努力しつづける事が大切だと思います。
ただ単に強いだけは魅力がないと思います。
人としては成り立たないんじゃないでしょうか。

華道・茶道・武道・・・・。日本独特かもしれないけど極めるという「道」は必要だと私は思っています。
だからサッカーもまた、サッカー道であって欲しいと思う。

グランデサッカーに相応しい言葉いただけた事も嬉しかった。

グランデ選手達も少し気がついてくれたと思う。
氷の壁に足場をトンカチで打ち込みコツコツ・コツコツ一歩一歩登っていく、約1ヶ月。そして気がつけば8.000メートルを超している。地道な努力・精神力。
見習う点ばかり。ある選手のノートにはとてもカッコイイと書いてあった。

夢持っている人、努力しつづけている人。
それぞれの道を究めている人はサッカーだけではないということ。

表舞台でていないところで普通に素晴らしい人が沢山いるんだということ。

今年もまた素晴らしいエネルギーいただけた。
竹内さんありがとう。

追伸
もう一人、私の大先輩。女子バレーボール界の重鎮、飯田忠子さんにも先日来ていただいた。沢山の情熱・愛情・エネルギーいただきました。別の機会で触れたいと思う。

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