サッカー進化論

先月、読み終えた本。「ウェブ進化論」著・梅田望夫氏

そして、今月読み終えた本「ウェブ時代をゆく」著・梅田望夫氏

今読んでいる本「ウェブ人間論」著・梅田望夫氏

ここのところ月3冊~5冊のペース。今の仕事量から考えると、
正直、今はこれでも読んでいる方だと思う。
もっとも、息抜きで読んでいるし、100円~400円で買っているし、少年ジャンプを読む感覚で読んでいるから変なノルマもプレッシャーもないけど。

梅田氏の著書は以前にも数冊読んでいるが、どれもがユニークで、IT関連本としての読み方からすると専門的とまで深く掘り下げていないので「あちら側」の方々がGoogle等の業界本と捉えると物足りないかもしれないが、気軽に読むとなかなか面白いシリーズだと思う。

ネットの「あちら側」と「こちら側」という視点で、Webの進化がもたらす影響を解説している。「あちら側」とはGoogle、Amazonなどがネット上でサービスを展開する世界だと書いている。全世界の一人から1円づつ寄付を集める発想のビジネスが成り立つ世界。

「こちら側」とは、企業内で閉じた情報システムなどのローカル環境を指しており、一人から1円づつ寄付を集める発想のビジネスが成り立たない世界(コストの方が1円を上回ってしまう世界)と私なりに解釈。

かなりの拡大解釈でサッカーに置き換えると、「あちら側」でサッカーに取り組んでいる方は田舎チームの選手も指導者もバルサやメッシやブラジルやスペインやプロリーグとダイレクトで繋がっているんだという感覚でボールを蹴っている。だから、トレセンのサッカーはこうだからと言われるだけでは納得はしない。技術委員長が言っているからでも意味がない。
大切なのはそのサッカーが未来の観点から見て世界に繋がっているのかどうかがポイントとなる。

「こちら側」の旧体質感覚の指導者・チーム・選手は世界とダイレクトに繋がっている感覚なんて全くないし、イメージもない。
まずは、監督に気に入られないと試合に出られない、トレセンに入れない、県選抜に入れない。指導者自身もサッカー教科書に書かれている事と自分が言っている事が同じであることが自分の自信となっている場合がほとんどだと思う。
JFAが根底から違う指導書を作成したとしてもなんら迷いなく実践してしまう指導者。

 

氏の一文にも

「優等生ほど心の中に古い価値観がきちんと刷り込まれており~中略~何も考えず与えられた勉強をひたすら詰め込み、塾へ通って~点数を取って~略~逆に言えばそう言った古い価値観を信じることができたからこそいい大学、いい大会社へ~そして定年を迎えることができることを信じられた~そんな時代」

これからの時代はそんな時代ではないと論じている。

まさに、自分で判断して実行していける力が必要の時代だと思う。

 

100年前「野球でメシを食う」と公言すると誰も相手にしてくれなかった時代もあった。
20年前「サッカーでメシを食う」と公言すると誰も相手にしてくれなかった時代もあった。

10年前ブログWeblogは一般ユーザー誰もやっていなかった。(私も含めて一般人が不特定多数の方々へお金もかけずに自分の主張を簡単に表現する世の中なんて想像もつかなかった)

5年前山梨学院大学付属高校サッカー部は無かった(正確には存在したのだろうけど学校・監督・選手の存在意義は今とは全く違っていたと推測できた)

1年前「初出場山梨学院大学付属高校が全国制覇する」とは世間一般ではやはり思われていなかっただろう。(関係者のみなさまゴメンなさい)

 

氏は
「好きを貫いて知的に生きる」
「能力の増幅器は働き者と怠け者の差を今後大きく増幅される」
そして受動的・古い価値観の働き者だけでは難しい時代。
「大切なのは能動的に働きかければ必ず働き者には何かが返ってくる時代」
「そのエネルギーはOptimismが支えるのだ」
とも記にしている。

良いドリブラーは道筋が見えているものだ。
なんて良く選手に言うけど、
この道筋見えた瞬間に走り出すOptimismが大切なんだと思うね。

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