No attack, No Chance.

あるチームの指導者のノートを読ませていただいた。
(数年前のページ一部抜粋/許可済)

先日○○○○に参加した選手へ声をかけた。

どうだった。

小学生A君「うーん。わかんない」

中学生B君「いつもの練習の方が楽しかったです。僕はドリブルをしたいので。あっ。行かせていただいてありがとうございました。」

中学生C君「汗をかきませんでした。いつものトレセンと同じです。でも勉強することも沢山あったので行かせていただいてありがとうございました。」

中学生D君「こんな楽しい練習はありませんでした。みんなレベルも高く、学ぶ事が沢山ありました。是非また行きたいです。本当に楽しかったです」

選手によってこれだけ意識に差がある。

「うーん。わかんない」こそが正解なような気がする。

スポーツなのに心拍数がチームでの練習より上がりづらいのがトレセンかもしれない。
もちろんナショナルトレセンレベルではなく地域トレセンレベルをイメージしている。
(体力・年齢等様々な選手が集まり、今までのコミュニケーションも薄い場合も多く、その個人のキャラクターも把握できない中での限られた短い時間で指導するのであるから当然である)

チームのトレーニングと同じではないということ。
確かJFAではトレセンとは個を高める場所と位置づけてスタートしたと記憶している。

実は私も先日、トレセンに近い講習会へ参加してきた。
テーマは「前を向く」であった。

とてもわかりやすいトレーニングを大宮アルディージャの中村さんがご指導していただいた。私個人としては数ページのメモを取れた。もちろんヒントにして私流にトレーニング内容をアレンジしながら書き込んでいくのはいつものことだが大変勉強になった。

選手達は、大切なのはなぜ「前を向く」ことが大切なのか、なんのために「前を向く」のだろうか・・・・。選手自身がしっかりとテーマなりトレーニングの最終的な目的を理解しないといけないと思う。

旅に出るとき、家を出る一歩目の足が、旅の目的先に向かっての一歩目であるように。

大切なのはトレセンで学んだ当たり前の事(サッカーの本に必ず書いてあることでありJFAの指導書関係やWEBで検索すれば沢山でてくる)を実は自分で勉強し身につけていく努力をしていかないといけない。

それよりも、その当たり前のトレーニングの中で、そのコーチが発する言葉や仕草を見逃してはいけない。

トレセンでパスが主流の内容なのは当たり前。ワールドカップはスペイン優勝、CLもバルサが圧倒したしね。

それでも本質は個の技術。トラップ、キックがしっかりできないとパスサッカーできない。
そしてゴールを決めるという一番大切な部分を忘れてはいけない。

だからこそ、大切な事はやはりゴールを意識したトレーニングになっているかどうかだと思う。

なんのためにサイドへボールを出すのか、常にゴールを意識した中でのサイド(広いスペース)でないといけない。
俺がGKだったら、DFだったら、もしかしたらサポーターであったとしても、やはりゴールに近いところで相手がボール持っていたらやだし、ゴールから遠ざかる場所へボール蹴ってくれたらホッとすると思う。

相手が嫌がるのに、手っ取り早いのはやはり中央突破だろう。

ゴールに一番近い所から攻めきれたらなによりだ。

そんな選手はやはり怖い。

メッシのようにね。

どんなチーム戦術であろうが、点を取れる選手はどこのチームに行っても歓迎されることは間違いない。

明日もまた県外へ「何か」を求めて行ってきます。
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