発想の転換脳を作っていこう

いつもトレーニング開始時、子供達に10分程度話しをする。

ここには、今日のトレーニングのポイントであったり、時には一人の選手に対してのメッセージであったり、コーチに対してのメッセージであったり・・・と、様々な仕掛けが隠されている。

 

もっとも自分自身のレベルアップの為でもある。

ここ数日毎日言葉を変えながらも語り続けているメッセージを要約すると、

「ウィークポイントをストロングポイントと考えることができるか」である。

「発想の転換脳を作っていこう」である。

八ヶ岳は冬の3ヶ月、グランドが使用できない。

スパイクを履くこと、ボールをインステップで振り抜くことは週末の公式戦のみである。

ジュニア、女子、ジュニアユース合わせて100名前後の選手達が体育館で一人当たり数メートル四方のスペースを使用してトレーニングをしている。

狭いので、やることは限られてくる。

 

これをマイナスと考えて取り組むのか。

それとも、

 

八ヶ岳の厳冬期に暖かい?室内でトレーニングできることに対して俺たちは幸せだと感じて取り組めるか。

 

そして、この3ヶ月間は、ひたすらアジリティであったり、ボールフィーリングを集中して鍛える期間と選手自身が捉えて取り組む事ができれば、プラスの要素すなわちストロングポイントとなりうるわけだ。

 

なによりも、ボールを蹴れる感謝を感じられる選手に育つことがストロングポイントだろう。

 

私のクラブは2001年設立当時から「感動するサッカーの追求」をテーマにチャレンジし続けている。

 

今年VF甲府の監督に就任した城福さんは「人とボールが動くサッカー」の先駆けの方であるが同時に「感動するサッカー」を掲げている。

城福さんいわく、「感動するサッカー」は選手達が自分自身で成長を感じられたゲームをし続けているかどうかだと先日インタビューで答えていた。

 

私も同感である。

そして、感動するには、その選手達の頑張る姿から彼らのこれまでの努力であったり、困難を乗り越えてきたという想像を観ている方が感じられた時だろう。

 

顔つきであったり、言葉であったり、笑い、そして涙・・・全ての仕草から内に秘めた迫力が感覚として感じ取ったときに感動は生まれるものだと思う。

 

今日も選手達・トレーニング開始時、「俺は昨日10キロ走ったよ!若者達よ!さぁー30周走ろうか」の一言で空気が冷え込み、トレーニング終了時、笑顔で集合も「さぁー今日の仕上げだ30周走りだな、開始時より速く帰って来いな」で奈落の底に落とされた表情になった。

ここが大切。一瞬ネガティブになるのは良いけど、次の瞬間にポジティブに切り替えられるかどうかだ。

「発想の転換脳」を作れるヤツはどんどん成長していける。

試合終了間際の失点をひっくり返せるアスリートはきっと「発想の転換脳」を持っている選手だと思うよ。

 

明日も選手達との駆け引きを楽しんじゃうよ!

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