先日保護者さまから葡萄を頂いた。
と言っても成人式をとっくに終えている設立初期のOB選手の親御さんからである。
何年続いているのだろうか・・・昨年は桃を頂いた。
本当に頂く度に、背筋が伸びる。
今を生きている中で、過去の私にお気遣いいただけていることのありがたさ。
なかなかできるものではないと思う。
私がお礼を言うと必ず
「あの時があったから今の息子がいるのです」と言っていただける。
あの時代はあの時代で今と同様に今を全力で過ごしていたと思う。
違う事といえばヴァンフォーレ八ヶ岳ではなく八ヶ岳グランデという名前であったこと。
あとは俺の髪の毛がフサフサで若かったことか。
「髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである」
まさに孫正義さんと同じ心境。
全部おまえらにエネルギーとして奪われ続けている。笑
また
当時は私より年上の保護者さんや同世代の保護者のみなさんが多かったということ。
「高円宮杯優勝して関東へ行こう」
は本気で選手達と目指していたし、練習量は今よりも多かった。
月、火、水、木、土、日やっていた。
保護者様からは
「今日も1時間も多くご指導いただいてありがとうございます。月謝多く払います」とも言われた。(まさか皮肉?)
今だから語るけど、この保護者様は実はお子様が現役クラブ員の時から毎年お心遣いをしていただいていた。
それでもそのお子さんに対しても当たり前だけどとても厳しく接していたと思う。
何度大切なゲームでAから外したことか。
そんな保護者様が今でもお心遣いいただいてる事に涙が出るほど感謝している。
よく「親が監督さんと親しいから気に入られているからとか、うちの子は気に入られていないからあまりゲームで使ってもらえていないみたい」
他チームでたまに耳にする。
私はそんなちっぽけな事をしている暇はない。笑
そんなことしていたら人の上に25年も偉そうにしていられない。
それでも以前は今よりも保護者様とも選手達とも一定の距離感を意識して置いていた。
今は意識しなくても誰も寄ってこない。笑
私も人間だし弱い部分もある。
選手と仲良くなりすぎると冷静に毎日努力し続けている選手を見極めるうえでよいことはない。
選手達から好かれようとも思っていない。
日頃たいして選手達の事考えていないのに簡単に選手達の前で青春語り大泣きする指導者もいるけど俺にはそんな猿芝居はできない。
子ども達の気持ちをもてあそぶ事はだめだ。
選手達が青春時代に、
平等な世界、本気の世界があることを学び、人生に役立ててくれればそれでよしだ。
さて今日から10月。
別に何も変わらない。
それにしてもおまえら・・・・。
夜12時過ぎのDEN訪問はお前らがはじめてだよ。なかなかやるね~。