至福の睡眠不足の1ヵ月が終わってしまいました。
1978年。紙吹雪舞うアルゼンチンvsオランダ。
ケンペスの姿が昨日の事のように思い出されました。
昨日は東京で感慨深い素晴らしい時を過ごしました。
そのままドイツvsアルゼンチン見応えのある決勝戦を楽しみました。
アルゼンチンは大会を通じて一番良いモチベーションでゲームに入ったように思いました。
が、
イグアイン、メッシと主役にならなければいけない二人が1対1の場面を外し勝利の女神を引き寄せられず延長に突入しました。
延長後半、ゲッチエが機能しないと岡田さんが解説していた矢先に(^^)!
ゲッチェが見事なワントラップからゴールネットを突き刺しました。
アルゼンチンも延長前半ジェロムレバンナみたいな?パラシオにも同様なチャンスがありました。
勝者と敗者を分けたのはボールをミートするワンタッチの差でした。
もっともゲッチェのシュートもロメロはこらえきれず右足に体重を移動させてしまいましたが
ノイアーであったなら、あと少し我慢して左手に当てていたことでしょう。
前回優勝のスペインはバルサ中心その時の監督はベップ。
そして今回はバイエルン中心。そのバイエルンの監督はベップ。
昨年のチャンピオンズリーグ準決勝でバイエルンがバルサに完勝したゲームを思い出しました。
ドイツはフットサルでいうエントレリネアス(ライン間)でボールを受けるのが当たり前に行われていました。(バイエルンで行われていることです)
他のチームもライン間で受けていると思われた方も多いかと思いますが、くさびのパスのイメージに近いパスであったり攻撃選手2,3名での崩しのイメージです。
ドイツのエントレリネアス(ライン間)は全選手が関わっているイメージの崩しであり、
ポゼッションというよりも決定的チャンスを作り出す場面の一段階前の場面でライン間に選手が瞬間的に入ってくるまさにエントレリネアスであり、
流動的に素早く連動することで相手組織に乱れを生じさせ効果的に速攻につなげシュートまで行っている形が多かったと思います。
そしてなによりも攻撃も守備も11人全員で知的かつ迫力あるサッカーをやっているチームでした。
1対1での球際に強く、かつしたたかさがあり、初戦ポルトガル4-0、ブラジル戦7-1と自分達の流れが来た時にしっかりと得点を重ね強豪国を圧倒して予選から決勝まで勝ち抜いたポテンシャルには恐れ入りました。
ドイツは「勝者のメンタリティー」と呼ぶに相応しいチームです。
このメンタリティーは一朝一夕で身につくものではなく育成も含めたマネージメント能力の素晴らしさであったと感じています。
余談ですがメッシのMVPは・・・本人が一番悔しいでしょう。
日本代表は別の大会に参加していたようにも感じてしまいました。(ゴメンナサイ)
きっと日本は2010年スペインが優勝した時のように今日からドイツ人のクリニックが多数開催され各地でドイツサッカーを語り目指す指導者やチームが増えてくるのでしょうね。
日本が世界と真剣勝負で戦い抜ける「勝者のメンタリティー」を手に入れるには・・・。
スペインやドイツを真似ているだけでは常に4年昔であり続けてしまうのであろう。
2018年、2022年・・・・未来を想像し指導者も選手も創造し続けていかなければならない。
Obrigado Brasil!