先週・今年のチームの大会が全て終わりました。
3年生選手達は3月までクラブ員ですが今年のチームはこれで解散です。
常に目の前のゲームがベストゲームであれと選手達に伝えています。
ベストゲームをするためには日頃ベストを尽くしてきた選手達でないとベストゲームはできないとも伝えてきました。
今回、山梨県クラブカップU15大会において準決勝VF甲府さんに負けました。
特にこのクラブカップは3年生達にとって、この仲間と一緒に戦えるラストの集大成の大会でした。
それだけに私の中では高円宮杯同様に大切な大会と感じています。
準決勝のVF甲府戦でようやく今年のチームがスタートできたと手応えを感じることができました。(遅すぎだよな・・・)
初めてキャプテンマークをハルキに巻かさせてやることができました。
それでも価値ある最初で最後の1回きりのキャプテンマークであったと思います。
前半1-0。
後半4失点。
1-4で敗れ3位。
彼らの能力からすれば後半守り切れるだけの力は持っていたと思います。
紙一重で勝ちきれたチャンスも転がっていたゲームでした。
サッカーも人生もその差、その一瞬の紙一重の差でもあります。
今となっては
それでも今の彼らには、この結果が良かったと思っています。
なんといっても、勘違い野郎からようやく変化してきた矢先ですからね。
まだまだ仕上げられただけに今年のチームがこれで解散となることがやはり寂しいです。
今年のチームは本当に試行錯誤の繰り返しでした。
選手個々のレベルは県13リーグで11勝負けなしで山梨県優勝し翌年の関東メトロポリタンリーグ参戦も果たした連中です。
歴代の中でも間違いなく上位であったと思います。
それでも
チームレベルとしては歴代の中で最低最弱であったと思います。
チームとは選手達がチームポリシーを持っているか、親がチームポリシーを理解しているか。
ポリシーとは目指す方向や進む方向の根本的な考え方であったり取り組む姿勢であったり、クラブの「こだわり」であったりだと思う。
チームワークとは選手個々の足りない所を補完しあいながら、かけ算になっていくものでもある。
こいつらが最後の大会で得た世間からは注目されない3位の表彰状は、
たいして努力もしないで関東への切符も手に入れたU13山梨県優勝の表彰状よりも・とてつもなく価値がある1枚である。
彼らが3年間VF八ヶ岳で真剣に取り組んだ事が凝縮された賞状です。
親への感謝、仲間の大切さ、多くの方々に愛されている事を学びました。
同時に、
1点の重さ、一瞬のスキ、基本技術の大切さ・・・・。
なによりも
勝負の厳しさを学びました。
この事はこれから先、高校時代はもちろんのこと、大人になって、社会に出て必ずや役に立つことばかりです。
俺がお前達にどこまでその核心を伝えられたかわかりませんが、
コラソングランデがヴァンフォーレマークの奥底にあることを忘れずに、誇りを持って次のステージへ進んでください。
誰よりも直向きに夢を実現できる素敵な人間に成長していってください。
愛する・不器用なバカ息子達へ!