2014年蹴り納め

社会人、大学生、高校生となったOB達が八ヶ岳へ戻ってきました。
2014年も楽しく蹴り納めました。

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彼らと一緒にボールを蹴れる事に幸せを感じます。

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そして自分自身、足りなかった事もありますが、
今年も満足ではありませんがベストを尽くせたなと感じる瞬間でもあります。

顔を合わせた教え子の若者達ひとりひとりと特別な思いが・・・ドラマがあります。

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一緒にボールを蹴っていると彼らと過ごしたジュニアユース世代をふと思い出す瞬間があります。

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楽しい事も思い出しますが、一緒に悔し涙を流した事をやはり一番に思い出します。
もっとやってやりたかったな・・・と。

それだけに今の選手達に今まで以上の熱を注ぎ込まなければならないとも感じます。

こころも身体も成長したOB達の逞しくなった姿に今年も嬉しく思いました。

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2014年。

子ども達、保護者の皆様、スタッフ、サッカー指導者仲間、地域の方々、友人達、そして我家族。

多くの方々に助けられて今年も有意義な1年を過ごすことができました。

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感謝の言葉あるのみです。

この場を借りて御礼申し上げます。

礼。

田畑雅宏

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不器用なバカ息子達へ

先週・今年のチームの大会が全て終わりました。
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3年生選手達は3月までクラブ員ですが今年のチームはこれで解散です。

常に目の前のゲームがベストゲームであれと選手達に伝えています。

ベストゲームをするためには日頃ベストを尽くしてきた選手達でないとベストゲームはできないとも伝えてきました。

今回、山梨県クラブカップU15大会において準決勝VF甲府さんに負けました。

特にこのクラブカップは3年生達にとって、この仲間と一緒に戦えるラストの集大成の大会でした。

それだけに私の中では高円宮杯同様に大切な大会と感じています。

準決勝のVF甲府戦でようやく今年のチームがスタートできたと手応えを感じることができました。(遅すぎだよな・・・)

初めてキャプテンマークをハルキに巻かさせてやることができました。
それでも価値ある最初で最後の1回きりのキャプテンマークであったと思います。

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前半1-0。
後半4失点。
1-4で敗れ3位。

彼らの能力からすれば後半守り切れるだけの力は持っていたと思います。
紙一重で勝ちきれたチャンスも転がっていたゲームでした。

サッカーも人生もその差、その一瞬の紙一重の差でもあります。

今となっては
それでも今の彼らには、この結果が良かったと思っています。

なんといっても、勘違い野郎からようやく変化してきた矢先ですからね。

まだまだ仕上げられただけに今年のチームがこれで解散となることがやはり寂しいです。

今年のチームは本当に試行錯誤の繰り返しでした。

選手個々のレベルは県13リーグで11勝負けなしで山梨県優勝し翌年の関東メトロポリタンリーグ参戦も果たした連中です。
歴代の中でも間違いなく上位であったと思います。

それでも

チームレベルとしては歴代の中で最低最弱であったと思います。

チームとは選手達がチームポリシーを持っているか、親がチームポリシーを理解しているか。

ポリシーとは目指す方向や進む方向の根本的な考え方であったり取り組む姿勢であったり、クラブの「こだわり」であったりだと思う。

チームワークとは選手個々の足りない所を補完しあいながら、かけ算になっていくものでもある。

こいつらが最後の大会で得た世間からは注目されない3位の表彰状は、
たいして努力もしないで関東への切符も手に入れたU13山梨県優勝の表彰状よりも・とてつもなく価値がある1枚である。

彼らが3年間VF八ヶ岳で真剣に取り組んだ事が凝縮された賞状です。

親への感謝、仲間の大切さ、多くの方々に愛されている事を学びました。
同時に、
1点の重さ、一瞬のスキ、基本技術の大切さ・・・・。
なによりも
勝負の厳しさを学びました。

この事はこれから先、高校時代はもちろんのこと、大人になって、社会に出て必ずや役に立つことばかりです。

俺がお前達にどこまでその核心を伝えられたかわかりませんが、

コラソングランデがヴァンフォーレマークの奥底にあることを忘れずに、誇りを持って次のステージへ進んでください。

誰よりも直向きに夢を実現できる素敵な人間に成長していってください。

愛する・不器用なバカ息子達へ!

CORAZON GRANDE!
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クリスマス会

今年は600年余りの歴史・由緒ある正覚寺(しょうかくじ)さんでのクリスマス会でした。

毎年保護者の皆様には頭が下がります。
本当に一生懸命に素晴らしいクリスマス会を開催していただけています。

私はただ座っているだけで何もしていません。ありがたいことです。

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北杜市須玉町若神子・陽谷山正覚寺さんは甲斐源氏の始祖、新羅三郎義光公の菩提寺だそうです。
味噌なめ地蔵が観光スポットになっています。
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味噌なめ地蔵とは・・・。

国道141号線沿いに正覚寺(しょうかくじ)というお寺があります。

その参道入口に鎮座しているのが、高さ170cm余のお地蔵さん。

お地蔵さんの着ている衣(ころも)は、なんと「味噌」。全身はもとより、顔にも頭にも。肌が見えないくらいしっかりと塗られています。背中にまわれば縄でしばったような幾筋もの傷跡。「放光(ほうこう)地蔵」の名もあるこの地蔵、その昔、信玄公が「信州川中島から甲州にうつそうと、縄を巻きつけズルズルと引いてきた」とも、「大門峠であまりに光り輝く地蔵ゆえ、まぶしくて兵を進められず、甲州へ引いてきた」とも。

霊験(れいけん)あらたかで、自分の体の病んでいる部分と同じ所に味噌を塗って祈願すれば、必ず治ると言われています。(北杜市観光協会ホームページより抜粋)
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子ども達とのクリスマス会は28年も毎年参加していることになります。
ホテルでの豪華なクリスマス会から公民館や会議室、遠征先、DENでやったこともありました。

お寺さんでのクリスマス会は初めてでした。

クリスマスソングと妖怪ウオッチのテーマソングと子ども達の楽しい声がコラボして鳴り響く本堂。

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クリスマスツリーのネオンと五色幕のコントラストの光景。

幸せを感じました。

何とも言えない心の豊かさを感じました。

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五色幕について調べてみました。

仏教においては如来の精神や智慧を5つの色で表すそうです。

緑は如来の毛髪色で心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜く定根と禅定を表す。

黄は如来の身体色で豊かな姿で確固とした揺るぎない性質金剛を表す。

赤は如来の血液の色、大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない精進を表す。

白は如来の仏歯の色で清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める清浄を表す。

紫は如来の袈裟色であらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ忍辱を表す。
色々調べてみると緑は旧色で青色表記される場合もあるようです。

信号機も青と呼ばれていますが実際は緑ですね。

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この緑色は八ヶ岳の色です。グランデといえば緑です。
そして青はヴァンフォーレの色です。
緑も青も同じであることが少し嬉しく思えました。

仏教の世界では緑と青は同色であり如来の毛髪色を表していたんですね。

繰り返しますが、緑とは、心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜くこと。
定根(心や考えや思いを静め、心を明らかにして真正の理を悟るための修行法)、
禅定(心身ともに動揺することがなくなった一定の状態)を表すそうです。

まさに緑とはコラソングランデに相応しい色と思いました。

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ジュニアの子ども達と一緒にいると心が和みます。

自然と笑顔になります。

細かい悩み事がどうでもよくなります。

ピクニックで野山を歩いている時と同じなのでしょうね。

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険しい山を登るようになっても笑顔で登り続けられるような青年になって欲しいと思います。

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私ができることはお預かりしている子ども達と真心込めて真剣に向き合う事だけです。

今年も素晴らしいクリスマス会を保護者の皆様のおかげで楽しまさせて頂けたことに心から感謝申し上げます。

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拝。

親への感謝。

OBタクヤから手紙がきた。

メールや電話をかけてくるOBは毎年何人もいるが暑中見舞い、年賀状、招待状を除けば記憶がない。

不器用なタクヤが手紙を書くのだからイタさんからのご指導があったのか。(^^)!

それでもその差し出し先として私を選んでくれたのだから素直に嬉しい。

タクヤが何通も書くわけがない。(^^)!

直筆の文面からタクヤの頑張っている姿が浮かび上がる。

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運とチャンスは「アウェイ」にある。

だらだらの生ぬるい環境の中では、人は堕落していく。

常に変ろう、挑戦しよう、乗り越えようと、張り詰めている人は、魂が向上していく。

自分に決して優しくはない場所、オールOKではない場所。

ホームよりもアウェイで挑んだ方が、成長は大きい。

シンドイけれど、試練を乗り越えた時の、喜びは計り知れない。

サッカーの日本代表が、海外のアウェイの国で勝利した時の、選手の笑顔は

日本国内で勝ったときよりも、何倍も輝いて見える。

大きなチャンスをつかめるのは、より遠い、高いアウェイで戦おうとする人なのだ。
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※著者 中谷彰宏 「運とチャンスは「アウェイ」にある」より抜粋。

15歳にして親元離れて初めてわかることが沢山ある。

当たり前の生活。

毎日の家族の笑顔。
朝起きると朝食が用意してある。
お弁当が作ってある。
帰ってくれば温かい夕食が用意してある。
駅まで親が毎日送迎してくれる。
ユニフォーム、ジャージ、ソックス・・・毎日洗濯されてある。
ゆっくりくつろげる風呂。
家に帰れば自分の部屋で爆睡。
熱がでれば、怪我をすれば親が病院へ連れて行ってくれる。
看病してくれる。心配してくれる。
学校での出来事。不満があれば親にぶちまける。
マックやスタバで友達と過ごす。
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まだ沢山あるであろう。
当たり前の生活だと思っていたことが。

15歳にして親元離れ初めてわかったことがある。

当たり前の生活が当たり前ではなかったということに気づく。

親への感謝。

自分を思ってくれる方々への恩。

タクヤ頑張れ!
今度、焼き肉ご馳走してやるな。

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わざわざ県外だす必要がない。と言われたこともある。

全国メンバーに入らなかったOBも沢山いる。成功しなかったですね。と言われた。

俺もタクヤ含めて県外行ったOB達もそんなちっぽけな志で親元離れたわけではない。

それは部外者からは絶対にわからない。

県外挑戦して失敗したOBが一人もいないことが俺の誇り。

今日から12月。

今年ラストのツキがやってきた!

11月は本当に短かった。
出来の悪い息子ほど可愛いというが、

本当に今年は6月と11月の試験休み期間中もこいつらの事が心配でどこへも行けなかった。
初めてのことだ。

本当に出来が悪ければ不良品である。
この子達は不良品ではない。

言葉を変えれば要領が悪いということである。
要領とは物事の特に大事なところ、ポイントである。

昨日も彼らは朝早くからDENの掃除をしてくれた。
俺が頼んだわけではないが掃除をさせてくださいと言ってきた。
2時間程度で終わる仕事量で頼んだのだが4時間以上かかった。

誰一人サボっていないし、一生懸命に掃除をしてくれた。

DEN玄関前が落ち葉だらけであったり、テーブル等が元の場所に戻っていなかったりであった。
それなのにDEN裏庭と隣の別荘の庭がとても綺麗になっていた(笑)

この子達の良さは「要領が悪い」所だと思う。大輔コーチと同じだ(笑)

長所と短所は紙一重・表裏一体。

人の倍努力して、汗かいてようやく普通人。

人の3倍努力して、汗びっしょりかき続けてようやく人の上に立たたせていただける人でいられる。

要領悪いのだから信頼されるには膨大な時間がかかる。

1回の手抜きが今までの努力を全てチャラにしてしまう。

サッカーのゲームにおいてもそんな要領の悪い連中が一つにまとまった時は強い。
要領の良いエリート連中は意外と脆かったりする。

お前達の人生はまだなにも始まっていない。

DENに掃除に来た理由はなんだ。
俺に気に入られる為に来たのか?
試合に出して欲しいから来たのか?

他人の俺が本気でお前達の事を考えた。悩んだ。汗をかいてきた。

そのことに対しての感謝であったり、恩を感じたからこそ、

要領悪くても一生懸命掃除してくれたんだろう。

俺は要領が良い子より悪い子が好きだ。

大人になれば経験とともに要領は自然と身についてくるから心配はいらないよ。

人間として大切なことは要領悪くとも、純粋に一生懸命物事に取り組むことだ。

「感動するサッカーは感謝の気持ちから生まれる」。

だったよな。

【11月も色々ありました】
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ヴァンフォーレ甲府ホーム最終戦も観戦できた。
※これで観戦ゲームは15試合連続負け無し記録更新です。
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友人ヤスさんと久しぶりにゆっくり呑んだ。相変わらず熱い。エネルギー沢山もらった。
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教え子ナオシの結婚式&披露宴出席。主賓挨拶もさせていただきました。
話しの長い私がアドリブで6分でまとめたのは奇跡か。
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第2回目の勉強会も予定通りスタートできました。
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恒例りんごで今年も太田さん夫妻と会えました。
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サッカーバンクさんというサイトにコラムをお願いされています。
11月掲載コラムいいねが3.000近くにもなりました。共感頂けて本当にありがたいことです。
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フランとも親しくなれた。
※バルセロナアカデミー監督(U9-U16)を16年間つとめピケやセスク等を指導。
なんでメッシがドリブル上手いのか・・・色々と収穫多かった。
12祖父祖母のお墓参りに北海道にも行ってこられました。
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小学校1年生からよくDENに来てた教え子のタロウが立派になって同じ指導者となった。
タロウから学べた事が沢山あったことが嬉しい。
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北杜市市制施行10周年記念式典に出席しました。
弊クラブが表彰されました。スタッフのおかげです。
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そして出来の悪い3年生達の戦いの日々の11月でした。笑。