リフティングとは

リフティングとは。

リフティングが上手い選手がプロ選手ではない。
リフティングが下手な選手でプロ選手はいない。

メッシもネイマールもイニエスタもリフティングが上手い。
DFのセルヒオ・ラモスやピケもリフティング下手じゃない。
見たことないけど(笑)
きっと長友選手も100回はできると思うよ。(長友さんスイマセン)

僕の思うリフティングが上手いとは1万回できるとか、フリースタイラーのように逆立ちしてボールを扱うとかじゃない。

グランデも昔はリフティング沢山した。そしてそれなりの効果は出た。
でもその時代からウォーミングアップの意味合いが強かった。
モモやインサイドアウトサイド等を連続して行うことで可動域の柔軟性やリズム感に繋げたい意味があった。
あとは努力の結果が分かりやすく自宅でひとりでいつでも出来るから成果もでやすいし褒めてあげやすいこともある。
チームで温和しい選手なんかにとても良いモチベーションになっていたしね。
集中力と体力アップにもなっていたと思う。

問題はその先。
リフティングしている時に考えている事がボールを落とさないことと回数になってしまうこと。
選手によく言っていた事なんだけど、リフティングしている時に何を考えているか、もしかしたら何も考えないでいても続けていられる。
目を閉じてリフティングしたこともあった。
廻りの人を驚かしてやるぐらいのこと考えてリフティングしてたら素晴らしいけど。
サッカーの試合中だったらボール止める事は考えないよね?それよりもシュート打ちたいとか味方にパス出すことを考えていながら勝手にボール止めるよね。

リフティング自体はとても大切な事で軽視するつもりはないけど、
一番大切なことは「ボールを自由自在に操れる」こと。ゲームの中でね。
歯を食いしばって1000回出来ましたも頑張ったわけだから素晴らしいし、それがサッカーを大好きになる入り口になれば良い。
その上で、
リフティングなんて頑張らないで笑いながらやるもの。
リフティングそのものを自由に、様々な箇所を無意識に使いながら、相手を、ゲームを、イメージしながら、動きながら、バウンドさせたり、ドリブルやフェイントを無意識に、いれながら、楽しんでやるもの。
ボールを落とさないことよりも落としたボールをリズム良く続ける方が大切だよな。
リフティングはサッカーのトレーニングでは無くて、ボールは友達だから、勝手に友達と遊び出すわけだ。
リフティングはボールフィーリング。
ドリブルも、ショートパスも、同じ。
そうなってきたらサッカーは楽しいよ。

リフティングとは。
勉強中のペン回しみたいなもの。それだけペンに触れている。(笑)

活動中止期間中の子ども達へのメッセージでした。

田畑雅宏


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です