ジュニアユースの1年生は一昨日岐阜遠征から帰ってきた。
岐阜レバンテの松井さんに世話になってきた。
滋賀セゾン、リオペードラ加賀の八嶋さん等に3日間マッチアップさせていただいた。
グランドは雑草と土のコラボレーションのデコボコ。笑
トイレは簡易トイレが1個。
グランドに水道はない。
大量の水を車で10分以上離れたスーパーから買ってくるしかない。
日陰もない。
ラインはもちろんマーカー。
近頃、人工芝のグランドは当たり前になってきている。
夏の大会案内なんか見ても、天然芝、人工芝、1日3試合最低保証とか書いてあったりもする。
もちろんそれも大切な事。
データは判断材料になる。
そんな遠征も大切。
企画会社が主催ならハード面悪くちゃ文句もでるだろうし。
快適な環境は選手達のパフォーマンスは間違いなく上がる。
人は良いときには、本性は見えてこない。みんな良い人に見えるもの。立派な振る舞いができるもの。
悪い時にこそ、ピンチの時にこそ、その人の、ひととなりが現れてくる。
世界のフットボールも同じだと思う。
人芝ではトラップ上手くて、パス廻るけど、コンディション悪いグランドでは何もできない選手やチームでは困る。世界のフットボールは甘くない。
スキーなんかでもそうだが、良雪のコンディションでは滑れても、アイスバーンやコブ斜面では全く滑れない自称上級者も沢山いるし。
だからね、うちの選手達には、特に1年生達には、今回、どうしてもここで感じて欲しかったことがあった。
うちより数段レベルの高いチーム達が日々、この環境で鎬(しのぎ)を削っていることを。
快適な環境に慣れてしまうことで見えなくなってしまうことも多い。
まだまだ成長過程の彼らにとっては、目をキラキラと輝かせながら、不便が不便と感じない逞しさと人間性を身につけて欲しいと願っている。
静岡学園高校の井田監督さんが言われていたらしい言葉(本人から聞いた事はありませんが)
「上を向いて生きろ、下を向いて暮らせ」
俺の好きな言葉のひとつ。
良い環境とは、コラソン(魂)があれば良い。
土だから馴れてなくて日頃のサッカーができなかったと言っていたチーム。
その後、人芝の時は、あれは完全なオフサイドだったと言っていた。
(笑)
夏はまだまだ!
あるよ!