選手の心に花が咲く

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八ヶ岳の裾野に住みついて20年毎日見ている八ヶ岳ではあるが今日の八ヶ岳はほど心表れる八ヶ岳はみたことがない。
この頃はサッカー本よりも小説や歴史書を読むせいかサッカーに対する考え方も哲学に近い感覚に変化しているようだ。
以前よりもさらに大人から与えられた戦術はこの世代では不必要と確信に近い域にきている。
戦術とは戦う選手達が戦う相手によって必要に迫られて自分たちで考え出すものである。
10数年前スキーでパトロール検定や指導員検定受検している頃毎日鏡の前でフォームを作ったり、合格点だすためのナイター練習。
合格するとそんな練習はしなくなりフォームなんて全く気にせず自分の滑りの質のみを追求していたあの頃のスキーがやはり一番だと思う。
リフトが動く前の朝一番、スノーモービルで天辺まで行き雲海を見ながらまだ圧雪されていない静寂の雪面をノーストップで滑る1本の快感は今でも五官から沸いてくる。
サッカーもそうありたい。
そんな感覚を選手時代に感じる事ができるかどうか。
グランデは独特のチームだと言われるがそんなことはない。昔の子供達の野球やサッカーとおなじ。天然物が少なくなっただけのこと。
「選手の心に花が咲く」サッカー。
そして八ヶ岳にも花が咲いた日であった。
感謝


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