北風と太陽

それにしても選手は幸せだとつくづく思う。
昨日も保護者会終了後立ち話で気がつけば12時近くになっていた。
私も大輔も3時前から水一滴すら口にせずだから9時間飲まず食わずで、世間で言うBにいる選手の事で話が終わらない。
どうすればこいつにサッカーの楽しさわかってもらえるのか、、、。
話は飛ぶが
別メニューとは私には怪我明けの選手がやる軽いトレーニングのイメージしかない。
通常トレーニングこそが一番のトレーニングだ。
この選手に良くなって欲しいから特別にコーチが別練習することは意味が薄い。
特別扱いされて良いことはなに一つないだろう。
厳しいトレーニングだけしても意味はやはり薄い。
指導者の自己満足になりかねない。
北風と太陽の童話のように。
自分の意志で上着を脱がせる方向へ導くことと同様に自分の意志で厳しいトレーニングに向かって行けるように導く事が指導者と思う信念にやはり揺らぎはないわけだ。
今日も私の見ていた選手には話しかけた。
背中にローマ字で自分の名前入った日の丸のユニフォームを着て超満員の横浜国際スタジアムの芝生の上で君が代を歌っている自分を想像しながらこの田舎の土のグランドの先につながっていることをどこまで本気で思っているんだろうか。
今、お前の前に転がってきたボールをそんな想い込めて蹴っているのか。

寝ていてもサッカーの夢見ている私を超えないと話にならない。

よくサッカーバカにはなるなよなんて言う指導者もいるかもしれないが、
サッカー馬鹿とは頭が悪い人の代名詞ではない。
人並み外れたサッカーへの意識があるヤツを言う。
人間的成長に問題がでるとは思わない。
それよりも誰からも可もなく不可もなく金太郎飴のような存在の方が私には不気味に思ってしまう。

09_0421
それにしても数年ぶりのキッズとのサッカー。純粋なる超初心者のこの子達に接することはすばらしいエネルギーもらえる。
これから毎週火曜日は私の進化に一役かいそうだ。


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