第7期生送る会

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今年も3年生送る会が終わった。
毎年嬉しい日であるのだが、一番来て欲しくない日でもある。

この日の選手達の挨拶を聞くと成長したなと感じる。

いつも口数少なく無愛想。無口で淡々といつものようにあっさり「ありがとうございました」で終わるかとも思っていた翼が、保護者の皆さん・スタッフのみなさんと挨拶するかとおもいきや、「お父さん・お母さん・グランデに行かせてくれてありがとうございました。」と泣きながら、言葉とぎれながらも自分の想いを最後まで話し切った、そして肩を振るわせながら鼻水と涙混じった顔で深々と頭下げた。監督・コーチにも一人一人のコーチ名前を呼んでその正面に一人一人向きなおしてやはり声を絞り泣きながら挨拶できた。そして深々と頭下げた。

泣いているから10分以上かかったけど。これこそが心から人へ伝える感謝の挨拶だと思う。

これが男泣きというものだ。普段全く泣かないで、言葉少ないヤツがここで泣く。
全てが中途半端だとこのタイミングで泣けないし、しゃべれない。

隼人、昌平、朋輝、、、、そして渓太の頬から流れ落ち続ける涙もまた素晴らしかった。
キャプテン遼の涙は言うまでもない。
なんと言っても俺が指名したグランデのキャプテンだからな。涙のリョウは明日への誓いだ。

俺もまた、かなり早いタイミングで泣いてしまった。
きっと周りもびっくりしただろう。
でも、俺としては小学校の時から面倒観てきていながらなかなか試合にも出られず公式戦出場は本当に3年生最後になったゲームのラスト5分の出場選手。
そんな選手が、家庭でも葛藤しながらも俺を信じてついてきてくれた事が嬉しかった。
A選手よりもB選手のプレッシャーの方が大変なんだ。
世渡りが下手なヤツほどB選手多いからな。
 

出してやりたいけど出してやれなかった辛さ。まさに鬼の目にも涙だ。

今回もまたしてもサプライズのプレゼントもらった。
DENに飾る場所探さなきゃな。 


プロとしてDENに飾るユニをプレゼントする選手第一号はこの中から出るのだろうか。

ある意味「ハーイ。タバッチ」 のパクリDVDメッセージの方がサプライズだったかもしれないな。
特に卓朗・学あたりは「ハーイ。タバッチ」 言いながらビビリ感伝わってきたよ。
なにげにコイツラ、暮れの謝恩会でもタバスコ食わせるし。まあ良いか。

 大きな花束は「日頃・監督がご指導できるのも奥様あってです。奥様への感謝です。」と3年生保護者さまからいただいた。

これは本当に嬉しかったな。

私も改めて家内へ感謝する機会が持てた。

なにはともあれ。

選手や保護者の方々からの感謝のお言葉一言で、苦労が全てチャラになる。
白髪の数と髪の毛の薄さはチャラにならないから困っちゃうけど。

なんとも安上がりな頭で自分ながらやんなっちやう。

また一から新チームスタート。来年の今もまた心から全員で泣けるように全身全霊でサッカーをやれる喜び噛みしめて。やるっきゃない。


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