毎年365日テンション張り続け挑戦しては、スタートへ戻りの繰り返しだ。スタート地点が同じかどうかはわからないけど。白髪が増えるわけだな。
同レベルではないけど岡田監督は少し羨ましい。大会終われば続投しない。
まぁ。休もうなんて思ったらダメだな。俺みたいな普通の監督は人の何百倍も汗かいて人並みなわけだからな。
3年前の3位は嬉しかったけど
今回の3位は本当に悔しかった。
怪我・退場者等満身創痍での戦いでもあった。
選手の能力を発揮させてやることができなかった。
バックアップメンバーまで準備出来なかった。
全ては俺の責任である。
まだまだ俺は修行が足りない。
1回戦から白ユニフォームで戦い続けてきた。
グランデ緑のホームユニフォームに袖を通すことはなく高円宮杯の舞台が幕を閉じた。
緑ユニフォームは選手出揃ったときに着させようと1回戦から心決めていた。
それが決勝になったのか、関東大会でなのか俺自身もわからなかったが、フォルトゥナ戦でなかったことだけは確信できる。
ただ一つだけ言えたことは、20名ベンチ入れるのに15名登録。
控えには3年生1名と1年生3名。キャプテンすらベンチに入れず、鬼の所行で戦った。
練習ゲーム・県リーグも含めて私情に流されず同じスタンスでこの大一番もベンチ入りメンバーを決め通した事は我ながら自身を褒めてやっても良いかなと思う。
誰でも今を勝ちたいと思うだろう。それでも明日を見て今だろう。
地方の田舎チームであってもエリートチームと対等に戦える事の証明は来年に持ち越しとなった。
キャプテン代行ユウキが泣きながら「負けてしまってゴメンなさい」と言われたときには流石に俺もこたえたな。コイツとは保育園6歳からの付き合いだ。
会場から相手チームも係員も全員居なくなり1時間以上も白いユニフォームのまま大声で泣き続けた選手達。涙枯れるまでとは言うがこれだけ涙って出るものなんだ。
もう日が暮れている。
かける言葉も見つからないまま、俺はただ見守ることしか出来なかった。
この悔しさを忘れず、彼らが将来、苦しいとき、踏ん張る時、この日の悔しさがエネルギーになってくれればと思う。
次の日は全日本フットサルU-15関東大会の山梨大会決勝であった。
結局、この日に緑ユニフォームを着させて優勝となった。
3年連続山梨代表なだけにそろそろ関東で優勝して全国大会へ行きたいものだ。
博多のラーメンをこいつらと食えたら最高だな。
みんなおごってやるぞ。
倒れそうなくらい熱い中、土砂降りの雨の中、足の感覚が無くなるくらい寒い中、ひたすら選手の育成のために立ち続ける田畑さん。
この3年間で「パスを出せ」「持ちすぎるな」「周りを使え」など聞いたことがありません。常に選手の自主性と判断を重んじてくれました。
エリートチームとの圧倒的な組織力(資金、練習環境、選手数、スタッフ人員、等々)の差がある中で、よくぞここまで戦ってくれたと感激しています。
選手達もこれほどの大人に出会ったことはないと思います。
組織力の強化も含め、新たな挑戦を心より期待しています。
励まし。本当にありがとうございます。
毎年・高円宮杯が終わると自己嫌悪に陥いります。
このようなお言葉をいただけますと、よし・頑張ろう。
という気持ちになります。励みになります。
今後ともよろしくお願いいたします。
田畑雅宏