4月に入っても連日、OBの親と話す機会が多い。
今週はなんと4日連続である。
話をすればするほど、こんな私を信頼していただいていたと感じ取れたし、チームを応援してくれていると感じる。
私は、はっきり言って親に良く思われようと思って行動していない。
チーム代表者である以上自分でもこれは直していかなくてはいけないと思っている。
(と、言いながらそんなに変えようとも思っていないみたい・・・・だな。)
上手く言い表せないけど、普通のどこにでもいるオヤジが自分の人生観で知り合った選手達に全身全霊でサッカーしているクラブチーム。
一人の人間として子供達と接している感覚をなによりも大切にしていきたい。
選手を指導していてその親の顔が出てきたら指導者失格だと常々思っている。
それでも、1期生から始まって、なんだかんだ100名以上の選手や親と関わってくると、
なんとなく判ってくるものだ。
ああ、この子の親はこの方なんだと。
グランデ時代、活躍できなかった選手が高校で活躍している選手もいるが、
その中の一人の親もグランデ時代私への挨拶は決まって感謝の言葉のみであった。
この親の人間性が結局は自分の息子の人間性を成長させている。
送る会でも触れたが、月謝、遠征費の封筒にしっかりとした字で「よろしくお願いします」と3年間一度も欠かすことなく書き続けたお母さんも2名いらした。
公式戦沢山、出してやりたかったけど、出番は少なかった。
そいつも悔しかったし辛かっただろうけど、一生懸命3年間やり通した事を俺はしっかり認めているし俺も辛かった。
だからこいつとはこれからも付き合ってけると思っている。
悔しい思いが同じだからな。
そんなOBが沢山いる。
これが俺の財産だ。
そして、ふと思うと、やはり親だ。
「子は親の鏡」なんてよく言うけど、俺一人では選手育てられないし、うちのチームは特に選手育てているというより、未完成の人間育てていると思っているから。
先日もOB親が年間200試合以上の中で間違いなく1試合は保護者達で勝つた試合はありますよ。
なんて言っていたけど、勝ちゲームは全て保護者の方々の力だと思う。
俺なんて一番勝たせられない監督と自負している。
(だから、俺だったらあのゲーム勝たせられたと言う方の会話聞いてもピンとこない)
まずは八ヶ岳選手は設立以来言い続けている事だが、
鮮度の良い子供達が絶対条件。
さかな買うときやはり見極めるのは「目」だろう。
子供達も目が死んでいたら困るよ。どれだけ輝いているかだな。
輝け!そしてボール蹴れ!