そこが最低スタートラインだろう。

昨日のトレーニング。

真剣にプロを目指しているものは手を挙げろ。

俺の前にいた全員が手をあげた。

一人の選手は躊躇しながら時間差で自信なくあげた手のひらは顔の横だ。

どこかの国の挨拶か!

天に届くがごとく堂々と胸を張って挙げた選手は残念ながら見つけられなかった。

恥ずかしいと思う。

聞いた俺が恥ずかしくなった。

真剣に選手を育てたいと日々自問自答している指導者に向かって手を挙げているのだから。

勉強毎日3時間もやっていないオール3の生徒が東大目指しています。よりもタチが悪い。

東大の毎年の合格者数はおおよそ3000人。

JリーガーA契約選手は1チーム25人以内で1000人未満。

毎年プロになる選手は100人未満。高卒からプロは30人いないと思う。たぶん。

東大生になれる確立の7パーセントにも満たないほど難関であるわけだ。

東大生の上位7パーセントといったら日本を背負って立つ逸材だろう。

 

にもかかわらず、たかが3年間で何度も練習を休み、毎回同じミスを繰り返していて、約束も守れない選手。

怪我をしました。医者から来週まで安静にしていろと言われました。

そして医者からOKでた日からフルで走っている。

 

マリナーズ1年目からDENのステンドグラスを買っていただいてる。
イチローさんが12歳時の小学生時代の作文である。

 

僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。

そのためには、中学、高校と全国大会にでて活躍しなければなりません。

活躍できるようになるためには練習が必要です。

僕は3才の時から練習を始めています。

3才から7才までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは、365日中360日は、激しい練習をしています。

だから1週間中で友達と遊べる時間は5~6時間です。

そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。

そして中学、高校と活躍して高校を卒業してからプロ野球選手になれると思います。

そしてその球団は、中日ドラゴンズか、西部ライオンズです。

ドラフト入団で、契約金は、1億円以上が目標です。

僕が自信のあるのが投手か打撃です。

去年の夏、僕たちは全国大会にいきました。

そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうちホームランを3本打ちました。

そして、全体を通した打率は、5割8分3厘でした。

このように自分でも納得のいく成績でした。

そして僕たちは1年間負け知らずで野球ができました。

だから、この調子でこれからも頑張ります。

そして、僕が一流選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待状を配って応援してもらうのも夢の一つです。

とにかく一番大きな夢はプロ野球選手になることです。

 

有名な作文だ。

15歳の君が白い歯をだしながら、ニヤケながら手を挙げられてもやはりプロにはなれない。

日々の努力が確信に変化するほど12歳の鈴木一朗少年が打ち込んだように、執念がなければ、簡単にプロと言う言葉を口にしないでほしい。

宮川類はプロになって欲しい。

練習は何があっても休まない。

言い訳ご無用。
そこが最低スタートラインだろう。

笑っちゃうよ。6a0120a62b9f2a970b015433f61701970c-800wi

 


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