熱中しているヤツは熱中症にはならない。
気迫が感じられないヤツはサッカーに対して希薄である。
まあー別の意味で俺はサッカーという熱中症にかかっているな。
毎日暑い日々が続く。この夏こそグランデの季節である。
朝から晩までサッカーやり続ける夏はこいつらにとっておそらくこの3年間だけだろう。
親の送り迎えや朝ご飯の支度、毎日の洗濯もそうだろう。
親が子供と実は深く一緒にいられる楽しい3年間でもある。
高校でももちろん毎日やっているのだろうけど、
この感覚とは違うと推測する。 絶対だよな。
グランドに立ち続ける俺たちスタッフもだから、そんなにハードとも感じてはいない。
そして、毎日誰かしらOBが顔を出す。
今日は静学のタケと韮崎のリキヤとVF甲府ユースのコウキが来た。
スキーという競技は転んだ回数だけ上手くなるスポーツ。
転ぶと言うことは失敗の回数だけ上手くなるということだ。
転ぶと言うことは怪我をする可能性も毎回あるということ。
サッカーもおなじ。なにもリスクを冒さないでは上達は難しい。
ゴール目指さない形だけのポゼッションサッカーには全く興味なしだ。
転ばない事を美徳とする確立論者の方とは・・・・あまり私との会話は弾まないだろうな。
夏は熱いし、熱中症やら色々と危険も伴う。
まさに俺も選手も真剣勝負だな。
あれだけゲームやっても夕方にまだこいつら走っている。笑顔あるからまぁーいいか。
今日の2試合目、60分ゲーム後のトラベッソとの60分ゲームは暑くて試合開始前から選手達ボロボロであったけど、最高のゲームであった。
トラベッソ選手達が真剣に仕掛けを連続でしてくれたおかげで、うちの選手達のサッカー魂に火がついてくれたようだ。
このようなゲームを経験しつづけると成長するな。
点数で勝った負けたではなく、その場にいた者が感じ取る感覚で勝ったか負けたかを大切にしていきたい。
アトレチコからトラベッソへ戻ってきたルイから今日は色紙をもらった。
(ルイの事はもう少しで後で沢山書きたいと思う)
15歳の少年がこれだけしっかりと書き上げている事に俺はますますルイが好きになった。
一人の人間としてな。
また一人好きになった人間がトラベッソ出身か。
少し悔しいけど、嬉しさもある。
なぜなら追いかける立場ほど楽しい事はない。
グランデ出身で好きなヤツもウジャウジャいるし。
明日も負けないよ。
ルイ、明日も来いよ。