時代遅れの洋食屋さん

先日、林檎収穫の帰りに「時代遅れの洋食屋おきな堂」さんで妻とランチを食べました。
この日は寒くて風もあり身体も冷え切っていたし、汗もかいてお腹もペコペコでしたから食事をするには最高のコンディションでした。

おきな堂さんは1933年創業の洋食屋さんでした。
椅子もテーブルも年季が入っていて古いです。
所々テープで補修もしてありました。
でも、不思議な魅力があります。
食べる前から、ここの食事はきっと美味しいのだろうな。
お店に入った瞬間の店員さんの挨拶でそう感じました。
そう思える空気感、雰囲気がありました。
静かな館内には歴史の気が充満していて、暖かな、人々を見守るようなオーラがゆっくりと流れているように感じました。

ファミレスや最新レストランはもちろん良いですが、100年近く同じ場所で営業を続いているお店とは比較してはいけないと思いました。

なぜならば、目的がきっと違うからです。
ファミレスや最新レストランはビジネスとして経済活動の上にお客様へサービスを提供してると思います。
だから、利益が出る場所に出店計画を立てます。利益が出なければ早々に撤退します。
何故ならばこの場所への「こだわり」がないからです。

1933年から続いている「洋食屋おきな堂」さんは歴史のプライドを背負ってお客様へサービスを提供しているのだと思います。
だから料理人の方、アルバイトさんもその自負を持って働いているのだと思います。
この場所に、この地域に「洋食屋おきな堂」があることが重要なのです。

もちろんどちらもお客さまに来ていただき満足していただくことは同じでしょう。
お客さんの求めているモノ、目的が違うのだと思います。
安易にノスタルジックで片付けてしまってはいけないです。

世の中の仕組みが変わり続けても、1933年から同じ場所でお店を続けているなんて本当に素敵です。
ちなみに1933年の出来事を調べたら、ヒトラーが首相ナチス政権確立、ルーズベルトが米大統領就任、アインシュタインが米へ亡命・・・ガリンシャが生まれた歳(笑)

室町時代から続いているとか、皇室御用達の歴史ある誰もが知っている名店はもちろん凄いけど、こうして地方で小さな洋食屋さんとして100年近く営業を続けていることは、そんな名店と同等以上に本当に凄いことだと思います。

DENもグランデも目指すのは「時代遅れの洋食屋おきな堂」さんですね。(^^)!

「時代遅れのフットボール」も悪くないと思います。

ゆっくりと流れる歴史の空間で、
期間限定の超熱熱のラザニアと自家製プリンと焙煎珈琲で完璧の至福の時間となりました。
時代遅れは最高です!
時代遅れに感謝です。

時代遅れのオヤジより。

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りんごちゃん2019

今年も妻と太田さんのリンゴ畑へ行ってきました。
なにげない日常に感謝しかないです。

リンゴ畑に着くまでは心配もありました。
今年は台風19号で関東から東北そして長野県も長野市を中心として甚大な被害を受けていたからです。
そんな中、太田さんのリンゴ畑はいつもと変わらない素敵な風景でした。
なんだかとても嬉しくなりました。

ここへ来ると本当に落ち着きます。
ゆっくりと時間が流れています。

「おれっちの畑は台風こんかったよ、風はつえーかったけんど、リンゴも我慢してくれてーまぁーどうにかどうにか助かったズラーなー」
「組み合いの会議やけど、被害あった仲間んとことか1年間しか保証してもらえんらしいぞね。今日もその話しだけーね」
「リンゴん木ー育てるにゃー5年はかかる」「1年分ゼニもろうてもどうにもならねー」
「みんな年取ってるけー廃業するぞな」「まぁーそれも仕方ねーと思うしかねぇぞー」
「オレッチだって腰はいてーし、ボチボチがゃなー(笑)」

自然体で生きている太田さんご夫妻といると心が温かくなります。
私達夫婦も太田さんご夫妻のようにいつも笑顔で歳を重ねていきたいものです。

今年もご夫妻の笑顔を見られてよかったです。

上手く表現できませんが、過ぎたことに心囚われず、今にストンと向き合う。
太田さんは自然にそんな生活をなされている。
当たり前のようでこれがなかなかできないのです。
サッカーもここまで達観できる選手が一流なのだろうと思います。

そんな一流リンゴ農家の太田さんに私も少しでも近づきたいと思いました。

ピテカントロプスは歩きだします。

リンゴちゃんに・・・感謝。

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このリンゴ畑も毎年通っているうちに自分の庭のように大好きになっています。
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車の中はリンゴの香充満です。
S__204718151933年創業「時代遅れの洋食屋おきな堂」さんで妻とランチでした。
林檎収穫の帰りということもあり身体も冷え切っていたのとお腹ペコペコでしたので期間限定熱熱のラザニアと自家製プリンと焙煎珈琲で完璧の至福の時間でした。
感謝です。

自分の良心に恥ない生き方

今日でまたひとつ、歳を重ねました。

そして素晴らしい日となりました。
FB、ライン、メッセンジャー、メール等沢山のお祝いメッセージありがとうございました。
OBからも電話やメール等も来た。
社会人になったOB、現役大学、高校生OB10数名?から電話がきた。
大学4年のOBは大手ゼネコンに就職内定したそうだ。宅建も自己採点は合格したらしいから先におめでとう。
お父さんもお母さんも元気なようでなによりだ。
笑顔のあのお母さんの顔が浮かぶよな。
OBからはグランデのこと心配してくれていて本当に申し訳ないな。
こうして、グランデ卒業した教え子たちと縁が切れていない事に感謝しかないな。
お互いに精一杯真剣に向き合った証しだよな。
社会人や大学生、高校生の彼らが、毎日の生活やら部活で自分の事で精一杯なのに、中学時代の監督の誕生日を覚えていてくれて電話してくれるなんてこれほど嬉しい事はない。
俺の財産であり、グランデの誇りだ。
これからも彼らとの関係は続くだろうし、彼らの力に少しでもなりたいと思っている。
俺にできる事は若い彼らを応援すること声援することだけだけどな。
ひとりひとりと結構な時間話しもできたことで彼らから逆に応援してもらったのかな?エネルギーを沢山もらえたよ。
「PRIDE OF GRANDE. 」
やはり、これだけは自然体で守り抜かなければいけないと確信もしたしな。
OBが言っていたけど「自分の良心に恥ない生き方をしろ」と田畑さんに教わった事が今も本当に自分の生き方となっています。
と言ってくれたけど、改めて俺自身がこの言葉に嘘偽りのない生き方をしなくてはいけないと思ったよ。
ありがとうな!
お互いをリスペクトして
自分の良心に恥ない生き方を選びます。
Thanks!
2019年10月21日
田畑雅宏
ピテカントロプスは続く

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日中は妻と昔からたまに行く老舗鰻屋さんで 。
美味しかった!
子ども達にも感謝です。

白州台ヶ原宿市2019

台風19号から一週間が経ちました。
被災に遭われた方々には心から心配申し上げます。

台風19号の影響は八ヶ岳は奇跡的に本当に少なかったです。
弊社が管理させていただいている白州体育館は200名程の方々が避難なされておりましたが、北杜市役所の方々、スタッフも一緒に寝泊まりをして、無事に皆さんが翌日には帰宅することもできました。
被災地と同じ降水量であったらどうなっていたことかと思うと、
被災地域の方々は大変な日々が続いていると思えば思うほど胸が痛みます。

そんな中で迷いましたが、今年も妻と白州台ヶ原宿市へ行ってきました。

山梨は東京方面の電車も国道・高速道路も一昨日まで寸断されていました。
そんなこともあり、雨も降ったりやんだりで人出がこれだけ少なかったのは初めてでしたが、最終日は天気も回復して賑わいを取り戻していたようでよかったです。

こうして妻とのんびりと歩き、焼きそばとたタコ焼きを食べました。
日曜日にのんびりしているのは初めてかもしれません。

知人やグランデOB保護者様が4組みほど出店もなされていました。
何人かの友人知人にもバッタリとお会いしました。
グランデ選手達にも会いました。(^^)!

なにげない日常のありがたさを感じる瞬間でもあります。

感謝しかありません。

自分にできる事は何か。色々と考える毎日ですが、誠実に前へ進むしかなさそうです。
ピテカントロプスは続く

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ピテカントロプスになる日

DENの新たな足運を呼ぶパワースポット!
ピテカントロプス壁画が感性(完成)しました。

制作者は尾道在住プロのイラストレーター福田翔太郎さんです。

翔太郎さんはピテカントロプスという少年サッカー雑誌(フリーマガジン)を発行している方でもあるんです。自費でタンザニアまで取材行っちゃって書いているんです。
今年の6月にピテカントロプスを開いた時、ピテカントロプスをワクワクしながら一気に読んじゃいました。

何故気持ちよくなるかが、6日間一緒に居て分かりました。
それは翔太郎さんの人柄そのものがピテカントロプスに表れているからなんです。
翔太郎さんの生き様はこちらの取材記事がドンピシャで書いてあるので見てください

本来、サッカーとはピテカントロプスであるべきなんです。(笑)

ピテカントロプスは直立歩行猿人ではなくて原人であり人間の原点だから。
(学術的に違っていたらスルーしてください。あくまで僕の認識です)
だからサッカーの原点を常に忘れてはならないと言いたいだけです。

子供達の毎日の笑顔が見たくてサッカーコーチをスタートした20代だった僕ですが、いつのまにか選手も増えて、チームも強くなってきて・・・真剣な顔をしていないとサッカーをしてはいけないような雰囲気になっていた気がします。

日が昇って、狩りをして、身体が疲れて、日が暮れてのピテカントロプスの生活から時間に追われ、膨大なメールやライン、不要な噂話、で心が疲れて日付けが変わっての現代人の生活。

グランデはやっぱりピテカントロプスのチームにしたいです。
生きた化石のチームがあってもよいかなと思います。(笑)

もちろん両方大切なんです。

それでも原点は選手もコーチもサッカーが楽しくなければ始まりません。
だからこそ、頑張れる。真剣な眼差しになれる。選手とコーチの間に永遠の絆が生まれるのです。

DENはありがたいことに毎年全国から沢山のフットボーラーが集います。
ジュニア、ジュニアユースのクラブチームから少年団や部活動チーム。
バリバリの現役Jリーガー、全国制覇した高校生達、Fリーグ、社会人チーム、ブラインドサッカー日本代表、デフサッカー日本代表、ビーチサッカー日本代表、設立1年目の街クラブ、人数減少しても踏ん張っているスポーツ少年団、大学のサッカーサークルやフットサルサークル、某名門大学蹴球部OBの飲んだくれのオヤジ達・・・(笑)。

この素敵なフットボーラー達から沢山の気づきやヒントや刺激を頂けて今の僕があります。
グランデもDENも僕もそんなフットボーラーの仲間に育て続けられてきました。

そんなリスペクトしているフットボーラー達がピテカントロプスDEN壁画で記念写真に収まってくれたら嬉しいです。

進化しすぎた人間達ですが、ピテカントロプス(原人)を思い出す事は生きていく上でこれからも大切かと思います。

DENも私もピテカントロプスになる日が来ればよいなぁーと感じています。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ピテカントロプス元年 9月吉日

田畑雅宏

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サッカーを通して子ども達の想像力の可能性をもっと広げるため、「こんな方法もあるんだよ!」という選択肢を広げられたらの思いで作っている。(福田翔太郎氏)
本当にその通りで、このピテカントロプスを開くだけで心地よい気持ちにさせてくれます。こんなサッカーへのアプローチって素敵です。

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そんなわけで完成したDENの21世紀型ピテカントロプス(原人)です。
もちろんピテカントロプスの中身は私と妻と子供達3人の田畑ファミリーなんです。
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中にいる5人の田畑ファミリーですが、世界的フットボーラーをイメージして描いています。誰だかわかるでしょうか。31番も意味があります。
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9月10日 このために7月から用意したコンクリート壁。翔太郎さん!いよいよです。
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暑い日も
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雨の日も59
朝6時から日没になっても没頭している翔太郎さん!
この眼差し!カッコイイっす!
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9月15日完成! DENから沢山の方が有名人として出世しています。
翔太郎さんは今でも、雑誌ナンバーやサッカーフリーク愛用golのファッションアイテムや全国選手権のプログラム等のイラスト依頼多数来ている売れっ子です。
この壁画が何億円の価値となる日もそう遠くはないでしょう(笑)
そうなってもお付き合いお願いします!
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僕と同じで背の高い翔太郎さんと完成の記念写真!
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夜はこんな感じです。インスタ映え。カッコイイ!
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毎晩一緒にメシ食べて、沢山プライベートの話しもできました。
本当に心優しくて、翔太郎さん!最高です。素敵な方です。
人柄は作品に表れますよね。
サッカーチームも同じですね。
僕のグランデはやはり僕が描かないとグランデという作品ではなくなってしまうことに今さらながら気がつきました。
44そして、翔太郎さんを繋いでくれたイマイジーニョ氏もDENに駆けつけてくれて、そしたらシャペウの大野さん、鞠中毒@オマさん、ブラジル現役プロサッカー選手のきららちゃんらのそうそうたる面々が揃い、メチャクチャ楽しい俺の夏休みが来ちゃいました。(笑)

そうなんです。
彼らこそがピテカントロプス@フットボーラーです。

※この気になる仲間達については追ってブログで書きたいと思いますので楽しみにしてください。

ピテカントロプスは続く。