KOKOROZASHI

ここ連日、3名のOBのお母様がDENに顔を出していただけました。
おひとりのお母様とはお会いできず、おこころざしとお手紙が置いてありました。
翌日お電話でお話ができました。
高校3年生、大学生、社会人とそれぞれ成長したOB達のお母様方とお話しをする中で、色々と感じる事がありました。
そして嬉しくなりました。
また、OBのお父様がジュニアユースの大会クラブカップの写真をわざわざ撮影に来てくださりましました。
ジュニアユース時代は保護さま方とほとんど話しもしませんでしたがこうして数年後に話しができること、こうやってわざわざDENやグランドに足を運んでいただけることに感謝しかないです。
それと同時に毎年、毎年、上手くいかない事だらけで、葛藤の日々ですが、投げ出さずに、愚直にやってきてよかったと思える瞬間でもあります。
正面から子供達に接してきたことが少しは報われます。
励みになります。
田舎の誰も知らない、単なるサッカーのクラブチームですが、
プライドを持てる瞬間でもあります。
自分の子供1人育てるだけでも大変なのに、人様のお子さんを育てる事に関わる事は本当に難しいことであることは分かっています。
少しでも、大人になったときに、関わった子ども達が、幸せな人生を歩んでいて欲しい思いが強くあります。
この子達と一生付き合っていきたい思いで接することが私のプライドでありこころざしです。
古くさい考えなのかもしれません。
若い親御さんからは、サッカーの戦術、技術を教えてくれ、あとは余計なお世話だとお思いの方もいると思います。
それでよいのです。
高いこころざしを持った少年と出会い、向きあい、次なるステップへ羽ばたかせる手伝いをして、
愛情たっぷりでお子さんを育ててきた親御さんと数年後も、こうしてたまに和やかにお話しできる瞬間があれば。
それでよいのです。

心が豊かになれる一瞬に!
感謝!

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卒業する前に焼き肉食わせてやりたいなー。

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毎年美味しいキウイフルーツが心の栄養になつています。

選び抜かれたひとしずく

今日、打ち合わせからDENに戻ると駐車場に知らない車が停まっていました。

誰かな?って思っていたら
一年前、一度だけ遠くから体験練習に来たお子さんのお母さんでした。

その一度が大雨で寒くてズブ濡れだったこともあり、直ぐに思い出しました。

実はあれから数ヶ月前にお電話でご相談されたことがありました。

別のクラブチームに行かれたお子さんだったこともあり、本当はもっともっと親身に相談に乗ってあげたかったのですが、マナーとして行かれたクラブチーム関係者に申し訳ない事もあり後ろ髪引かれる思いでアドバイスも最低限しかしませんでした。

DEN駐車場で立ち話だけでしたが、体験に来た時もサッカーは上手かったのですが上手く表現ができないお子さんと感じていました。
それでも3年間一緒にやれば問題ないとも思っていましたがご縁がありませんでした。

それだけに彼のクラブでの立ち位置やお母さんの子を思う愛情から、なんとなく今の現状がイメージできました。
親の思う気持ちがわかるだけになんとかしてあげたい気持ちですが、私のできる事はなにもないので、可能性があるお子さんだけに、自分で切り開いて行って欲しい、これからの彼の成長を祈るしかできない歯がゆさで一杯です。

少しのアドバイスしかしてあげられなかったのに、こうやってわざわざ来ていただけたことに感謝しかないです。
少しはご縁があったのかもしれません。

まだ食べていませんが美味しそうなミカンまでいただきました。

今見るとミカンの箱に「選び抜かれたひとしずく」と書いてあります。

少なくとも私は今日、このお母さんの行動にこころが動かされました。
とてもこころが豊かに浄化されました。

そんな素敵な素直な行動がてきる方のお子さんなので、きっと自分の大好きな事を見つけ出して「選び抜かれたひとしずく」を流せる日がくると思います。

感謝の気持ちを持って今晩は選び抜かれたひとしずくのミカンをじっくりと食べながら、これからも誰に対しても真摯に取り組んでいくことが私の信念と再確認できました。

これからお預かりする選手も含めてうちの選手達全員が「選び抜かれたひとしずく」で満ちるようにしていくことが私の使命です。

さあー。これからトレーニング行ってきます。

感謝!

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Temporada de manzanas 2018

今年も恒例のDENリンゴの収穫に妻と行ってきました。

毎年、この時期、妻と二人ででかけて太田さんご夫妻とお話しをするひとときは私にとって、とても楽しみな時間にいつのまにかなっていました。

夏の繁忙期を終えこの時期になるとようやくお客様も落ち着き、今年もどうにかやりきれた感謝も含めて太田さんにお会いできるからだと思います。

あとは年末に向けての準備といったところでしょうか。

子ども達と5人で出かけていたリンゴの収穫祭も10数年の歳月とともに妻と二人となりました。(^^)!
ここ数年はいつもの蕎麦屋さんでお昼を食べるようになっています。

今回も2時間以上もリンゴ畑で太田さんと話しをしていました。
年期の入った農協の帽子と深いシワと日に焼けた笑顔からのぞく銀歯の太田さんと話しをしていると何故かこころが安らぎます。

「農家は斜陽産業だからな、跡継ぎは減っていくがやねー」
「仕事はキツイでなー」
「んだけど、おらっちは、誇りもってリンゴ作っているからねー」
「適当にゼニ儲けでリンゴ作らんがなー」
「オレッチの魂だかんなーリンゴはー」
「まぁーゼニはタンマリ欲しいけんどー(笑)」
「今はもっぱら、かあーちゃんとパチスロ行くのが楽しみだがねー(笑)」
「損はしてねーつもりだけんど・・わからん(笑)」
「次男坊も嫁もらって家建てだがやー」
「この嫁が学校の先生辞めてリンゴ手伝ってくれてなー」
「まあー働き者の嫁でおらー気にいっているでーなー」

話しは日々日常のたわいもない会話です。
日頃、たわいもない会話がなかなかできない立場となってきて、会話自体にも神経を使う時が増えております。
それだけに、たわいもない会話がどれほど素敵なことなのかを感じます。
世の中、全てがそうなったら本当にお互いが楽しいだろうと思います。

リンゴ畑でリンゴの香を嗅ぎながら、本当にのんびりとしている時間こそ、お金で買えない大切な時間であると思います。

私のクラブも、お金で買えない大切な時間であるようにしたいです。
そして、選手達や保護者さん達との関係もお互いを信じ合える関係をさらに深めていきたいです。

日々日常に感謝して、今日も前へ進みます。

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NAGASAKI

週末、私用で長崎へ行っていました。
観光目的ではなかったのですが平和公園とグラバー園にはどうにか行くことができました。
平和公園に隣接の1945年8月9日、原爆落下爆心地と原爆資料館も行きました。
人類史上において使用された最後の核兵器が投下された長崎。
熱風で溶け落ちたガラスビンや爆風でねじれ曲がった鉄塔、人骨と石と砂利で固まったもの、当時の被爆地の悲惨な写真の数々・・・。
長崎に原爆投下された経緯、そして改めて核兵器の恐ろしさを感じました。

私達は幸せだと感じずにはいられません。
サッカーができる幸せが当たり前だと思ってはいけません。
この日常が当たり前だと思ってはいけません。
時代が変わっても、どんなに便利な世の中になっても、
人間ひとりひとりの善悪正邪を判断できる人間性をしっかりと育んでいくことが大切です。

サッカーを通じて子供達と接する私達指導者自身が日々精進し人間性を高めていくことはサッカーコーチとしても、社会人としても当然の義務であると思います。

小嶺先生と会食する中、70歳を超されて未だに声を出し続けグランドに立ち続けてトップチーム等をご指導なされているとお聞きし、監督歴30年なんてまだまだ道半ばであることを思い知らされました。
ホント恥ずかしいです。
上には上が果てしなくいらっしゃるのは選手だけではない。
もっともっと人間としての器を大きくしていく必要を感じました。

週末のクラブ活動をコーチ達に任せての長崎でしたが、やはり来てよかったです。

全てに感謝しかない。

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平和祈念像
天を指す右手は「原爆の脅威(長崎の過去)」を、水平にのばした左手は「平和(長崎の未来)」を示し、 顔は神でもなく仏でもなく、軽く目を閉じて静かに7万有余の戦争犠牲者の御魂の冥福を宗教を越えて祈る姿であるそうです。
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石畳の総称として東山手地区一帯がオランダ坂らしいです。
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美輪明宏さんの母校海星中学に向かうオランダ坂
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遠藤周作がこの石畳の階段に座ってぼうっと風景を眺めるを好んだといわれている祈念坂。「解夏」など映画のロケ地ともなった
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祈念坂から見る大浦天主堂
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旧ロバート・ウォーカー邸
※わが国最初の清涼飲料水製造工場を設立したイギリス人。ジンジャエールを最初に作った人らしい。
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グラバー園
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長崎駅近くにあった聖福寺。ここも映画のロケで使われたらしい
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浦上天主堂で礼拝が行われていました
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路面電車・グランデカラー(^^)!
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タクシーの運転手さんが長崎ちゃんぽん行くならここと教えてくれた中華街店ではない江山楼。スープに油が全く浮かんでいないのに驚いた。
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福砂屋総本店
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眼鏡橋→川に映る姿とでメガネに見える。会食に向かう途中にありました。
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夜は長崎総合科学大学付属高校総監督の小嶺先生と会食させていただきました。
井田さんと小嶺さんは剛と柔に感じました。
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長崎総合科学大学付属高校のホントに人柄のよい村山コーチと。
行きつけの美味しい鮨をご馳走になりました。28
いつも見る八ヶ岳の富士山も素晴らしいけど、機内から見る富士山も最高に素敵でした。手前は三浦半島です。

私が経験したことを、子ども達に還元していきます。

happy birthday 2018

つい先日、またまた歳を重ねました。
ここまで来ると、一年一年に全精力をつぎ込むことが本当に大切だと思う。

毎年ですが沢山のOB達からお祝いの連絡を頂けています。
今さら用のないジュニアユース時代の監督の誕生日を覚えていてくれる。
わざわざ連絡を入れてくれる。
飛行機乗っていたこともあり、電話繋がらなかったらしくて何度も電話してくれていたOBも数名いたようだ。
本当にありがたいことだし、感謝しかない。
電話繋がらなくてラインで失礼します・・・でのメッセージくれたOB達もありがとう。
そして、中学3年時、高円宮杯クラブカップと敗退後、狂ったように泣き続けたユウキも高校3年生になった。
ユウキには「俺はお前を見捨てない」と言ったことを思いだした。
ユウキには選手権の舞台で輝きを取り戻して欲しいと思っている。

実は本当に誕生日忘れていて、妻と娘から再来週日曜日フレンチレストラン予約したからと言われていて、本気で妻になんでフレンチ行くのと面倒くさそうに答えてしまっていました。
前日に気づき、妻と娘には申し訳ない気持ちでした。(^^)!
そんなこともありながらも、一昨日の晩に3年生達がDENに夜遅くやってきました。
ここでもまた、俺の誕生日を祝いに来てくれたなんて夢にも思ってもいませんでした。
全選手いるし何だろう?と正直思いました。
まさかのハッピーバースデーソングでした。(^^)!
その後、選手達と色々と話しをしました。

丁度、子ども達の過ちをどう導けるかという自分なりの答えも固まりつつありました。
そんなタイミングで、自分の想定外の行動をした選手達に対して、俺は素直に受け入れるべだなと思いました。

何度裏切られても、俺は裏切らない。
だから、今回も「俺はお前達を見捨てない」そうすることにしました。

あとは、どうだろと関係ないかな。

この子達がピッチで、そして人生で輝いてくれたらそれでよい。

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やっぱり子供達は笑顔が似合う!
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みんなと食べるか迷ったけれど20等分は厳しかったので(笑)
2日間に分けて妻と二人で頂きました。

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妻と娘と美味しいフレンチ料理でした。Gracias!