昨日はサッカーを楽しんだ1日だった。

まずは高円宮杯準々決勝のラーゴ戦。
ラーゴはプレミアカップ山梨大会決勝の相手。
その時は4-2（4-0,0-2）でうちが優勝したわけで準々決勝ながら大一番であった。
今年の高円宮杯の｢1回戦からのチームテーマは相手チームよりもフェアープレーでやりきる。｣である。

3-0でリードしながらも、後半きつねにつままれたような警告2枚で2年生GKセイヤが退場。なんでなんて゛というセイヤの泣き声はよく分かる。不条理もまたサッカーなんだ。

トモキ外したくなかったホントに。苦渋の選択。トモキ下げてGK未経験者カツマがGKをやって10人で戦う。カツマは本当に頼りになる。気持ちあるからGKでなくてもカツマしかGKはいない。

それにしてもラーゴさんとのゲームは3年連続公式戦3試合も退場者を出している。
もちろんそれ以外のチームさんとでグランデは退場者だしたゲームはない。
ラーゴさんと戦ったチームはきっとPKやFKとられた事が多いと思う。
それだけ試合巧者であり強豪チームの証なのだろう。うちの選手達よりもこういった試合の流れやレフリーの癖やら読み取る能力は彼らの方が遙かに上であった。
育成においては1対1の技術勝負で強い選手を育てるが基本のグランデにおいてはあまり重要視はしていないけど。

PKやらオフサイド?やらの崩されていない形の????とした中で2得点を返され3-2。
それでも10人で戦いながらも1点を追加し4-2。このまま終了かと思われたがロスタイムは7分と伝えられる。
交代なし10人で戦ってきたこの7分のロスタイムはグランデに更なる試練。
前半から蹴って来られていただけにそろそろDF陣のミスも増える事は分かっていたが、案の定選手の足も止まり始め1点返されて4-3。
ロスタイム6分を経過。そろそろ試合終了だろう。その矢先入れられる。
そして同時に試合終了で4-4。

そしてPK戦。さすがに選手達も肩を落とした。俺も。

それでも落ち込んでいる暇はない。

全てが文句のつけようのないファィンゴール4本。
DFの裏に蹴るだけのサッカーやらないで、ショートパスとドリブルサッカーをやり通せた。4-2とリードしてからも時間稼ぎしないでチャレンジとドリブル・パスを意識できた。
技術でも負けていなかったし、コツコツと毎回のトレーニングでやり続けた止める蹴るの基本のしつかりとした個人技。
そして10人でも追加点取りに行く戦うメンタルを確認できたこのゲーム。

良いサッカーしただけに絶対に負けるわけにはいかない。

PK戦で選手達に伝えたことは
｢もし、勝利の女神がいるとしたら公平にジャッジしてくれる。だから無心でゴールへ蹴り込みなさい｣

PKなんてやったことのないカツマがなんと2本も横跳びで止めた。そして2本目止めた時にそのまま腕を脱臼。救急車で運ばれる事態。

その後1本外したが、最後はゲームキャプテンの由貴がしつかり決めて死闘を制した。
泣きながら挨拶にきたラーゴの選手達を観ていたら思わず肩を抱きしめてしまった。
彼らもまた全力でやり通してくれたからこそ感動のゲームができたわけだからな。
あらためてありがとうと言いたい。

GK2枚のイエローで退場しているチームがフェアープレーかよと思うかも知れない。

ゲーム観ていただいた方であればきっとそうは思わないと思う。

全選手の一途な青年らしい感動するサッカーを感じてくれたと思う。

少なくとも私は今日のゲームは退場したGKセイヤを含めフェアープレーで正々堂々と全選手戦ったと言い切れる内容であったと思う。
うちのチームはシミュレーションしない。審判を欺くような駆け引きはしない。そのように教えている。足蹴られていても自分から転ばないし、大げさに痛がらない。
だから、相手にひっかけられても踏ん張るから倒れるまでに間延びしてしまう。間違っても相手が触れた瞬間に倒れない。転び方が派手でないからアピールは下手だ。下手に口聞くと言い訳にとられてしまうわけだ。

時間は17:00近い。18:00からフットサルの全日本U-15の予選大会が開始となる。
場所は塩山、3連休の渋滞も手伝い移動は大変だった。

興奮冷めやらぬ中飯も食わず3試合を行う。Aチームはもちろん3戦全勝で締めくくった。解散は22:00。

とても、とても長い1日であった。

昨日の高円宮杯を戦えたのは8チームのみ。
そして今週末は残った4チームが更に最高の経験を積める。
なんと幸せなことなんだろう。

これが一番の収穫。
実りの秋の収穫祭は今週末の2日間。
最高の収穫祭にしましょう。

明日、明後日の2日間は全選手達にとってはとても大切な2日間だな。

それにしても。いつも無言でベンチで足組んだままの俺も、今日はファィトしたな。何度ガッツポーズしたことか。まあー、あと2試合は俺のキャラ変わるけど許してくれな。