Birthday~

今年の誕生日もまた素晴らしい日となった。

本人は本当に誕生日だなんて毎日が楽しすぎて忘れている。

 

秋晴れの朝。競歩大会・中学校生徒達への激励の挨拶からスタート。

なによりもスーツではなくいつものアスレタスタイルで一日過ごせた事。

当たり前の幸せというヤツだ。

 

午後は3年生達がDENへやってきた。

いきなり関東フットサル決まった前日の大会終了後の夜に明日来るとのこと。
もちろん負けて入れば大変なことになったのは間違いない・・笑

外しまくりの1点差のヒヤヒヤの逆転勝ちだからな。
5年連続優勝できた事はなによりであった。

雑巾とか色々持ってきた。

なにやるのかと思ったら。DENを掃除するとのこと。

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そして、なんだか、準備。
たこ焼きの機材やら材料沢山持ち込んできた。

辛子、ワサビ、ハバネロ、イナゴ・・・なぜかガムに正露丸・・・。

6a0120a62b9f2a970b017c32b41527970b-800wiいやな予感・・・。
的中。

 

イナゴとガムとハバネロのたこ焼き食わされた。

普通のたこ焼きもあったけど、どれも味わえるわけがない。

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それでも嬉しかったな。

こいつらの掃除とかも見ていたけど一生懸命掃除してくれていたし

うまく言葉には出せないけど、本当に俺の事思って来てくれたと感じたから。

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実はこの日の前日、

高円宮杯前日深夜に電話で話ししたユウキが全日本U15フットサル山梨決勝応援に来てくれた。

決勝試合開始30分前に選手控え室廊下で立ち話しをした。

その時の俺の会話の一部。

「2年前の高円宮杯大一番。負けた時、俺はユウキ達と悔し涙流して抱き合ったよな。きっともう泣くことは無いと思っていたよ。涙でないと思っていた。なぜならこれ以上全力出せないぐらい出したし。だけどユウキ、俺また今年、同じ場所、同じベンチで選手達と握手しながら同じように涙流してしまったよ」・・・・。

あの時も今回も足りなかったボランチ6番。

神様は俺のおもう通りにしてくれない。

まあーキャプテンマーク付けた選手はあの時は18番。

今回は17番。俗に言うレギュラー番号ではないセンターバック。
1つ番号若くなっただけ進化か?

 

おそらく才能的には2年前のユウキたちより劣っていた。

ドリブルとか表向きの派手派手のグランデサッカーは出来ていなかったと思う。
それでも内面的なグランデサッカーは2年前と同等かそれ以上の所まで叩き上げて成長してきたと思っている。

 

それが出来てこられたのも、2年前のお前達の負けが俺の経験となって今回に繋がったのだと感じている。

1期生から今まで選手達の負けが俺の財産となり次の選手達の財産となっている。

だから勝てば良いのかといえばそうではない。
ビッククラブを目指していないし勝つ事に優越感を感じる指導者・選手達のクラブにはしない。

今後も変わらないことへの確信。

それは

選手が主役であるということ。

選手が全力を出し切る場を用意してやること。

人生の糧になること。

 

妻、娘からもささやかなプレゼントありがとう。

日頃会えない息子からもプレゼントと手紙をもらった。

歳とともに息子からの手紙はとても嬉しかった。

家族の協力があって俺は自由に毎日アスレタ着ていられる。笑

 

多くの方々に支えられている事を改めて感じた日となりました。

感謝!

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選手達からのプレゼント。大切に着ます!

Goddess of victory


クラブ員50人も満たない

小さな田舎クラブの挑戦。

今年も負けた。

延長0-1。
まだ足りない。

何度
この壁に跳ね返されただろうか。
あと一つ。
3年連続
跳ね返された。

悔しい。

が、

何故か

薄笑い。

また積み重ねるか・・・。

そんな感じ。

今年も
勝利の女神に
微笑んでもらうことは
できなかった。

まだまだ
足りないということであろう。

キャプテンのムラが
泣きながら言っていた。
「一生懸命頑張りました。だけど
まだ何か足りなかったのだと思います」

木曜日の練習ラストのPKで
俺にダメ出しされ、
練習後説教されたこと。

それこそが、
「何か足りなかった」ことの
「何か」だと思う。

勝負に勝つとは
そんな小さな差だし、
勝利の女神様も
微笑み
きれなかったのだと思う。

おそらくな。

だがな、
おまえら、
よくやったよ。

最後まで走り切れたし、
なによりも
全力を出し尽くせた。

褒めてやる。

ネガティブなミスで
負けたわけでもない。
1失点した後も崩れなかった。

試合終了までファイトし続けた。
けっして
頭の中
真っ白にはならなかった。

成長したよな。

試合終了のホイッスルと共に
ピッチに倒れたおまえら。

ここまで素晴らしいチームに
成長してきただけに
このチームでまだまだ
戦い続けたかった。

もっともっと
強くて逞しい
チームになっただろうな。

怪我したケンとタカシ、そして
スグル、リュウジ、ハマショウも
出してやりたかった。

今年のチームは
「感動するサッカー」をテーマに
取り組んできたわけだが、
気がついたと思うけど、
人を感動させれる
なんて考えているうちは
「感動するサッカー」は
できないということ。

実はこの試合前日も
数名のOBからのメールと
携帯への着信が入っていた。

夜遅くに、3年前、
同じピッチ、同じベンチで
悔し涙流しながら
抱き合ったユウキと話しをした。
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「今年こそは関東行ってください」
「ありがとう。お前こそガンバレな」・・・。

毎年の選手達の
思いを背負っている。
今年で10回も
この悔しさ
味わっているわけだ。
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だからこそ、
偽善者的な思い出作りの
演出は絶対ない。
真剣に真面目に俺に付いてきた
純粋な子供達を裏切る事は絶対できない。

今年もまた試合終了後、
選手達と共に泣いてしまった。
(ダサイオヤジだ)
2時間は泣いたか。
いつもそうだが
この涙は濃いよ。
様々な思いが
ブレンドしているからな。

試合に出なかったとか、
応援だとか、
子供達にも俺にも関係ない。

うちのクラブは
ひとつのチーム。
現場に立ち続け、
現場の真実を全て観ている。

このチームの
一員でいることの意味は
他のクラブとは
明らかに根本が違う。
共に汗を流し、
涙した一生の仲間に
AもBも意味ないのに。

昨日も
数名の保護者の方から
メールをいただいた。

励みになる。
ありがたい。
感謝しないといけない。


ひたむきに・・・。

粘り強く。

我慢強く。

そして

謙虚に。

CORAZONGRANDE!

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Professional Beginner

初心忘れべからず。

昨日、子供達に話しをした。
子供達と言っても自分の息子娘ではなく、
うちの選手達の事だけど。

何年か前の
俺のノートに書いてあった言葉。
「一番難しい事は初心者の心を持ち続けることである」

初めてスキー板を履いた時。
初めて陶芸をした時。
初めて飛行機の搭乗手続きをした時。
初めて海外へ行った時・・・。
不安だらけであったと思う。
おそらく欲はゼロであったと思う。
教えていただいた方に対して
なんら疑いもなく素直な心で
一生懸命に全てを受け入れていたと思う。

初めてユニフォームを着た時はどうであっただろうか?
初めて試合に出た時はどうであつたであろうか?

単純に嬉しかったと思う。

初心者と言うとなんだか
バカにされたような気分になるかもしれないが、
そうではなくて、
初心者の時の心が実は大切であるということ。

フットサルの大会でもよくあるのだが、
「こんなルールもしらないのか」と言わんばかりの
口調で不親切な対応をしている
役員さんをみかけたことがある。
初心者の心を持っていれば
きっと対応の仕方も変わっていたであろう。

私はスキーも好きなのだが、
1,2級レベルになってくると
本人は勉強していることもあり
技術論が先行してくる。
板のエッジ角度とか、ワックスもやたら塗る。
ブーツの削りもやりだす。
自分は上手いと思い始める。
しかし、指導員から見るとそれほど上手くはないわけだ。
(もちろんそうでない方もいると思いますが)

指導員レベルになってくると
スキーの奥深さが判ってきて
自分がいかにレベルが低いか、
下手くそかを理解してくる。
タイムが遅いのが
マテリアルではないことを理解する。

初心者の心を持っていれば、
相手が年上だろうが年下だろうが
素直に耳を傾ける事ができる。
ヤスさんもそうだし、某飲料会社の元会長さんもそうだし、
みんな初心者の心を持っている。
だから長い付き合いをさせていただけるわけだ。

以前、
誰も知らない元Jリーガーであった方から
上から目線の会話をされたこともある。
可哀相だなと思う。
人生これからなのに・・・。

初心者には
戦術はないだろうな。
初心者には
ボールを蹴っている喜びしかないだろう。

初心忘れべからず。

どんなにレベルが上がっても、
そのレベルに達すれば、
そのレベルの初心者であるということである。

おまえら!
世界に通用する初心者になれよ!

6a0120a62b9f2a970b017c327a7d17970b-800wiこいつ誰だ?

Harvest festival

はやいもので昨日から10月に入った。

今年のチームを結成した時から
もうすぐ1年となるわけだ。

昨年11月17日に新キャプテン・
背番号を発表した。
たしか日本代表キャプテン長谷部誠が
「心を整える」でブレークしていた頃。
長谷部が17番でキャプテンだから、
17番のムラをキャプテンにした。
そして、11番のシュンを副キャプテンにした。
二人並べば11月17日だしな。
冗談のようで本当の話かはご想像にお任せ。

選手達が何度もミーティングを繰り返し
自分達で決めた「感動するサッカー」
をテーマに取り組んできた。

感動するにはドリブル、
勝利しないとダメなのか。
守りきるサッカーは感動しないのか。
負けたら感動はしないのか。
強いチームであれば
毎回感動するわけだ。へぇー。

「もしドラ」を練習時間にみんなで
観るチームもないだろう。笑

俺から何度ダメ出しを出されたことであろう。
何人もの選手が心折られ涙したことであろう。
キャプテンと副キャプテンは一番いじめた。
おそらく何度も「いやだな」と思ったであろう。

それでも結局は諦めず俺に着いてきた。
俺を信じてくれたからだと思う。
1年前の自分と今を比べれば、
絶対に今の自分の方が好きだと思う。

怪我した選手は、これもまた現実。
生兵法ではなかったか?
どこか心に油断はなかったか。

今自分にできる事は何か。
一緒に涙し、汗を流し、
共に笑いあった仲間に、
自分ができることは何か。

昨年から読破した「坂の上の雲」、
「竜馬がゆく」、「跳ぶがごとく」
そんなこともあり司馬遼太郎さんの
言葉が思い出される。

怪我した2名、そして全選手へ
「何事か成し遂げるのは、才能ではなく性格である」

全選手へ
「そして例えば、友達が転ぶ。
「あぁ痛かったろうな」と感じる気持ちを、
そのつど自分の中で作りあげて
いきさえすればよい」

感動とは、私も未だによく分からない。
感性も関係しているだろうし、
人それぞれで感動は違ってくるであろう。
それでも、選手達がプレーしている姿、言葉、
仕草から観ている人達の心に響く
プレーをひたむきにして欲しい。

どんなに頭が良くても、勉強だけできて
一流と言われる高校・大学に入ったとしても
数字の上で上位だと勘違いしている人間よりも
数字では図る事の出来ない
人を感動させられる
人の心を動かすことのできる。
良い影響を与える事のできる
人間の方が私は素晴らしいと思う。
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今年の我がチームの
収穫祭も週末からスタートだし

もうひとつ、
司馬遼太郎さんの言葉を伝えよう。
「勇気と決断と、
行動力さえもちあわせておれば、
あとのことは天に任せればよい」

間違っても
Are you positive?
は繰り返さないことだ。

おまえ等の成長が楽しみだ。
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そうそう、怪我したケンへ
俺からの言葉
怪我したのは9月30日だよな。
昨日からツキが変わった。
あとはお前が
このツキ(10月の行動)をモノにするだけ。