サッカーとフットサル

なかなか週末は時間が作れないのですが今年もFリーグ観戦に行けました。

スーパーリーグ時代から見続けています。

フットサル界の成長はまるで子ども達の成長を観ているようです。

サッカーもそうですが、常に見続けていないと指導者として自分のフィーリング(感性・直感力)が鈍ってしまいます。

仲間との再会も楽しみのひとつです。

常にトップレベルの空気を肌で感じていないと毎年同じ教科書を使用するだけのつまらない指導者へ陥る危機感をもっています。

時代は常に変化していることを忘れてしまう怖さがあります。

バサジィ大分vsデウソン神戸、
エスポラーダ北海道vsバルドラール浦安、
ペスカドーラ町田vsアグレミーナ浜松、

と友人が関わるチームのFリーグ観戦三昧。
(特に観たかった府中アスレチックのゲームがこの日だけ無かったのが残念でした)

翌日に私用が入った事もあり、久しぶりの友人との再会晩餐を後ろ髪引かれる思いで断ち切りそのまま深夜に帰宅しました。

そのままサッカーワールドカップ決勝トーナメントのブラジル対チリ戦を観ていました。

頭の中は数時間前までの代々木体育館Fリーグフットサルで満杯のまま・・サッカーを観ることになりましたが、
実にサッカーとフットサルの違和感がゼロなのです。

ここは衝撃とともにとても嬉しくなりました。

私はこれを目指しているのです。

Fリーグ選手達のリズムとサッカーブラジルやチリの選手達のリズムが同じなのです。

怒られるかもしれませんが、昨年とかFリーグ観た後Jリーグ観るとリズム・テンポは全く別競技になってしまいます。

昨日のブラジルとチリ戦にはその差が感じられなかったです。

ネイマールの相手を止まらせてからのドリブル。
オスカルのトゥーキックやチリ・ビダル選手のループパス。
GKセザールとバルドラールGK藤原選手のシュートコースに対する構えとセービング。

チリ選手が何度もしていたシュートコースを消しに行くスライディングタックルはフットサルそのものでした。
余談・・チリ・メデルは痩せると実はミゲルさんに似ていた・・・(^^)!

フットサルのイメージはトゥーキックと思うサッカー関係者の方も多いかと思いますが近年のフットサルはインサイドやインステップが多い。

サッカーでのループやトゥーキックは増えている。

サッカーGKはキックよりも素早いスローイングでのフィードがフットサル同様に増えている。

グラウンダーのシュートに対してもフットサルでは足でセーブ(止める)するGKが多いですが、ワールドカップ観ていると間違いなく足でセーブする動作のGKが増えてきていると感じました。
(サッカーは上半身でセーブが基本ですが速いシュートに対して足で行っている一流GKが沢山いるのも事実です)

サッカーとフットサル。

指導者が別モノと捉えていると世界との距離がさらに遠のくと感じているのは私だけだろうか・・・。

百聞は一見にしかず。

フットサルに触れたことのない指導者の方は自分の見識を広げる事が選手達のサッカーの幅を広げます。

指導者こそ誰よりも挑戦です。(^^)!
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AFC優勝したフットサル日本代表からの優勝報告挨拶がありました。

 

 

 

 

 

 

コロンビア戦・勝利祈ります

「自分達のサッカーができなかった」。

昔から何千回聞いたであろうか。

コートジボワール戦後の日本代表長谷部キャプテンのコメントもそうであった。
先日うちのジュニア監督も全日本少年サッカー山梨大会決勝進出をかけた試合での敗戦後、自分達のサッカーができなかったです。
と言っていた。
うちのジュニアユース選手達も試合に負けると同じセリフを言う。

自分達のサッカーとはなんだろう。
試合に勝てば自分達のサッカーができたと言うであろう。
(だから勝てたわけだが・・・)。

前からプレスをかけて相手コートでボールを奪い得点をして勝つ。
ロングボールを放り込んで押し込む。
守りを固めてカウンター1-0で勝つ。

色々チームによってスタイルやら戦術がある。
これがおそらく自分達のサッカー(スタイル・文化)なんだろう。

相手のレベルが高ければそもそも前からプレスなんてかけていられないし自陣で攻められる時間のほうが長くなる。
相手のレベルが高ければロングボール放り込んでも競り負けるし、精度の高いボールは放り込まさせてくれない。

相手のレベルが高ければ守りを固めてもいずれ失点してしまうだろう。

うちのチームも攻撃的なサッカーを目指しているが相手が強ければ守備もしっかりとしなければ得点よりも失点が上回って負けだ。

相手から直接の攻撃等の争いがない競技(陸上・体操等)であればトレーニングに近い結果を出す可能性は高くなるかもしれない。

相手と直接の組み合い(攻守・妨害等)が要求される競技(サッカー・ラグビー・レスリング等)においては相手の良さ(ストロングポイント)を出させない事が前提条件となってくる。

「自分達のサッカーをさせてもらえなかった」という言葉となるのかな。

私は柔道も少々嗜んできたが相手の得意な組み手にしないことから始まる。

お互いの組み手争いから始まるわけだ。

選手にも良く言うのだが、「大好きなドリブルだけすることが自分を出すことではないということ」。

どの状況でどのタイミングで得意なドリブルをすることがチームにとって自分が活かされるか。

野球でいえば、得意なフォークはやはり三振アウトの場面で効果的に投げると思う。

ボクシングでいえば得意な右ストレートはノックアウトできるタイミングで使う。

自分達のサッカーをするということは
相手を見ずに試合前に決められたゲームプランをやり通すことではない。

負けているからといって闇雲にパワープレーをすることでもない。

様々な状況において選手達が自分で考えアイディアを出し合い厳しい状況をいかにして打開していくか。

そこの知性が感じられるかだと思う。

121・・・知性・・・ねぇ・・(笑)

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上の写真の子ども達も今では高校1年と中学3年。
その3年生達それぞれからいただいた修学旅行のお土産も金閣ショコラだけとなりました。(みんなありがとう)きっと俺に甘さが必要と思って沢山くれたんだろうな(^^)!
コロンビア珈琲と一緒にいただきます。

コロンビア戦・勝利祈ります。(^^)!

サッカーは楽しい

梅雨の合間の快晴週末。

ジュニアは全日本少年サッカー大会山梨大会ベスト4進出をかけたゲーム。
ジュニアユースは昨年11月から初めてのAチームでの県Aリーグ。

色々と感じる事が多い週末となった。

ジュニアの子ども達と接していると本当にこころが安らぐ。
綺麗な花を見ているような気持ちにさせてくれる。

監督ではない、親でもないからかな。
きっとおじいちゃんやおばあちゃんが孫は実の息子よりカワイイと思う感覚と一緒なのだろう。

監督をしているジュニアユースとなると少し違ってくる。
ジュニアユースの子ども達は孫ではなくなる。実の息子と同様に感じている。
好かれようとか、嫌われたくないとかの感情は全くなくなる。

この子達が立派に成長してくれる事だけしか興味がない。
だから、今、綺麗な花を見ている感覚がゼロなのだろう。

恋人同士の時と結婚してからの関係にも似ているのかもしれない。

今年の12期生ジュニアユースは新チームに昨年秋にメンバー組んでから
キャプテンも交代し6月1日よりようやくAチームができた。
1年生5名、2年生9名、3年生5名という構成。

こんなに遅くチームを組んだのはもちろん初めてのことだし、3年生こんなにこの時期に少ない。

そしてAチームとしてのぞんだ初の公式戦。
結果は0-4という黒星発進。
1年生や2年生にとっては多くの経験を積めたことであろう。
今後どう自分の糧にしていけるかどうかだ。

メンバー外の3年生(1,2年生)も含めて大切な事は勝ったとか負けたとかではない。
試合に出た出ないでもない。
個人として、チームとして挑戦をしたのかどうか。
挑戦をし続けているのかどうかだ。

強い相手と戦い続ければ負けは多い、弱い相手と戦い続ければ勝ちが多い。
仲間の意識レベルが低ければAチームに入れる可能性が上がるし、仲間の意識レベルが高ければBチームにいる可能性があがる。

ただそれだけの事。(それでもアスリートの闘争本能として負けた悔しさなければ引退だな)

ヤスさんに聞いた話で誰だか名前忘れたけど、昔、ブラジルでの話し。
50メートルダッシュ10本のメニューがあって、新入り選手が1本目から全力で走って・・・

本数計算できない馬鹿なヤツだと思ったそうだ。
3本目からはスタミナ無くなってどん尻。仲間から笑われコーチから怒鳴られたそうだ。

それでも毎回1本目から全力。
1ヵ月が過ぎると5本目まではトップとなり、5ヵ月過ぎたら10本全てトップになった。

そして2年後トップチームと契約して仲間達追い抜いてユースチームから居なくなったそうだ。

育成年代とはやはりそんな挑戦が必要なんだと思う。

試合に勝とうが負けようが関係ない。中身だよ。

君は今、何かに全力で向き合っているか。

経験の浅い少ないデータだけで物事を計算していないだろうか。

綺麗な花はやはり・・・。今ではない。

ワールドカップのピッチ上のタイミングで満開に咲いたらそりゃー壮大(GRANDE)だろう。

 

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ロスタイムでの逆転素晴らしいスーパーゴールでベスト4進出

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マナーの良い保護者の応援もまた素晴らしい。こころから感謝いたします。
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自分の花を咲かせる

 

人は昔、天からその人だけの真実を授かってこの世に生まれてくる。
その真実を発揮してこそ、全ての人に課せられた使命である。
自分の花を咲かせるとは、この天真を発揮して生きることに他ならない。

 

昔、オリンポスの神々が集まり、「幸せになる秘訣を何処に隠したら、人間がそれを見つけた時に最も感謝するか」を話し合った。
「高い山の方が良い」「いや、深い海の底だ」と議論百出。すると一人の神が「人間の心の奥深いところに隠すのが一番だ」と言い全員の神が賛成した。

 

幸せの秘訣は人間の奥深くにある。
自分の花を咲かせる秘訣は心の中にある。
だが、心の奥深く隠されているが故に、秘訣に気づかぬままに人生を終える人も少なくない。

どうすればその秘訣に気づき、自分の花を咲かせることが出来るのか。

まず、自らの命に目覚めること。
自分がここにいるのは両親がいたからであり、その両親にもそれぞれ両親があり、それが連綿と続いていま自分はここにいる。
どこかで組み合わせが変わっていたら、あるいは途絶えていたら、自分はここにはいない。

自分の命は自分のものではない。
すべて与えられたものだ。
その自覚こそ、自分の花を咲かせる土壌になる。

 

次に大切なのは「一つ事」を見つけること。
この一事をもって人生に立っていく。
あるいはいま携わっている仕事をもって自分の一つ事にする。そう決意することである。

 

第三に大切な事は、その一つ事に本気になること。

「本気になると世界が変わってくる/自分が変わってくる/変わってこなかったら/まだ本気になっていない/本気な恋/本気な仕事/ああ/人間一度/こいつを/つかまんことには」―坂村真民

「なんでもいいからさ/本気でやってごらん/本気でやれば/たのしいから/本気でやれば/つかれないから/つかれても/つかれが/さわやかだから」―相田みつを

「プロというのは寝ても覚めても仕事のことを考えている。そこがアマチュアとの絶対差」

―相田みつを

 

「一に求道 二に求道 三に求道 四に求道 死ぬまで求道」―坂村真民

 

この覚悟と実践なしに自分の花を咲かせることはできない。

「風雪に耐えただけ土の中に根が張るんだな」―相田みつを

 

「苦がその人を鍛え上げる 磨きあげる 本物にする」―坂村真民

 

――――――――― 致知出版社「致知」7月号11Pより抜粋 ―――――――――

 

君は今、幸せですか?
自分の心の奥底に聞いてみてください。

幸せな人はやはり輝いている。

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第2回八ヶ岳トレイルランニング

昨年に続き今年もスリーピークス八ヶ岳トレイルランニングのサポートスタッフとしてうちの選手達を関わらさせていただいた。

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(photo・クレジット ニューハレ®芥田)

松井さんと知り合うまではトレイルランニングは何も知らなかったし関心もほとんどなかった。(スイマセン)
今では雑誌も買ったり、様々な大会情報も気になるようになってきた。
トレイルランニングの魅力を感じてきたようだ。
俺も来年はスタッフ達とビギナーコースに参戦するかな(^^)!

優勝者の松本大さんは大会2連覇。
もちろん知り合いでもないし会話もしたこともないけど2年連続してフィニッシュゾーンで時間を共有できたことと彼の後続ランナー仲間に対する振る舞いに好感を持てた。

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ゴールシーンも実に美しかった。
苦しい顔は一度も見せなかったし笑顔で「世界はこんなレベルじゃ通用しないのでもっとやらんといけないし楽しみます」と言っていた。(たぶん)

激しいトレーニング積んでいる選手だからこそのコメントだと思う。

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昨年も感じたけどトレイルランニングトップアスリートの身体は美しい。
不必要な筋肉が付いていない。

持久力も必要だし、急斜面を駆け上ったり駆け下りたり、岩場、水溜まり等での瞬発力やアジリティ能力。
疲労が蓄積されて行く中での自己心体コントロール能力。
まさに無理なく無駄なく動ける身体能力とタフなメンタル。

理想のサッカー選手そのものだ。

昨年のブログにも書いたけどうちの選手達(こどもたち)は何を感じ、そして自分の財産にしてくれただろうか。

メディアではワールドカップブラジル大会も押し迫りサッカー日本代表の話題が中心。

うちの選手達に言いたいのはそれでも、サッカーが世の中の中心ではないと言うこと。

もっと言えばスポーツが嫌いな人もいるし、様々な事情でできない方も沢山いるということ。
様々な人々が様々な場所で泣いたり笑ったり・・・汗を流して生きていると言うこと。

今回のトレイルランニングだけで考えても多くの方々が数ヶ月前から準備を進め裏方として大会設営やら準備をしているということ。

この日曜日も君のクラブ会費捻出の為に働いているお母さんもいるであろう。

サッカーを自由に毎日できる君達は本当に幸せだ。
そして真剣に取り組み熱中できる事が一生続けられる事が大切なんだと思うよ。

今日も感謝だな。

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